プールの帰り小さな図書館に寄りました。
24年前の新潟市立小学校、おばた ただお
校長先生の「心のリボン」のお話を読み感動しました。
運動会の閉会式の挨拶です。
子供たちの胸にはリボンがついていました。
一等は青、二等は黄色、三等は赤のリボンです。
一人三回競技に参加しましたので、多い子は三つのリボンをつけていました。
また、一つもつけていない子もいました。
それを見て急に覚えてきた挨拶をやめて言いました。
「リボンを三つ胸につけている人、手をあげなさい。
この人たちは大変がんばった人です。
その場所にしゃがみなさい。」
「次に、リボンを二つつけている人、手をあげなさい。
この人たちは、次にがんばった人たちです。
しゃがみなさい。」
このあたりで、父母の方々は心配そうになってきたそうです。
「次に、リボンを一つつけている人、手をあげなさい。
この人たちもがんばりました。
しゃがみなさい。」
立っているのは、父母が心配しているリボンのない子でした。
「いま残った人は、一生懸命やったけど、もうちょっとのところでリボンがもらえなかった人たちですね。
がんばったことを誉めて、校長先生が心のリボンをあげます。
さあ、投げますから空中で受け取って胸につけてください。」
と言ってリボンを投げるまねをしました。
立っている子たちは、
空中でそれを受けとるまねをして胸につけました。
父母の席からは拍手が起きました。
次の年、父兄から、うちの子は太っているので走るのが遅く、今までに一度もリボンをもらったことがなかった。
今年も心のリボンが欲しいと言ってます。
止めないでくださいと頼まれたそうです。
それから、毎年続いているそうです。
形のない、
目に見えない
「心のリボン」に
子供たちは救われたのです。
素敵なお話を見つけられ
感謝合掌
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