mixiユーザー(id:4941862)

2016年05月13日19:57

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映画「スポットライト〜世紀のスクープ〜」☆☆☆

世界中に支社を抱え、事業で「貧困家庭の子供」「家庭に問題を抱えた子供」「父親不在の家庭」「孤児」「社会不適合な子供」など世間で冷たく扱われやすい人を保護する施設を運営し、その施設の従業員は小さい頃から男だけの学校で(オナニーとセックス禁止という)教育を受けているという、考えれば考えるほど子供に手を出しやすい環境を自ら創っているとしか思えない「神」を語る組織の闇を暴いたチームの物語。

カトリック教会の組織としての隠蔽体質と、情報は昔からあったのに誰も見ようとしなかった会社組織の無責任体質、そしてボストンという街の村社会における排他的な体質を見事に描いたすごい作品指でOK
何がすごいって、みんな被害者ぶっているけど、「ほんとうはみんな加害者だよね」という示唆を少しずつ映画内に散りばめているところ。
特にカトリックの元神父に取材に行ったとき、「イタズラはしたけど、レイプはしていない。」中略「僕はレイプされたんだ。」というシーンは、ある特定のレイプ犯が神父をしているのではなく、組織として歪んでいるというのを観客に分かりやすく伝えたと思いますボケーっとした顔


役者はみんな個性的で一人一人印象に残った。
昔バットマンを演じていた「マイケル・キートン」を観れて嬉しかったし、シャーロックホームズのレイチェル・マクアダムスはやはり可愛い乙女座
プラダを着た悪魔のゲイっぽいスタイリストのあいつが、気骨のある弁護士役で出演していたり、トータル・フィアーズの時CIA工作員を演じていたリーヴ・シュレイバーが居たり、目立つ主役は居ないけど、みんな主役という感じで映画内の緊張感が緩まない。

証拠が集まってきて、いよいよ原稿に書き起こしますかという会議の後、まさかの「9.11」という展開、(実際の事件でも取材が中断されたそうですが)全員テロ事件を取材しろとの指示に、(カトリックにとっての)神様っているのかもしれないと驚きました。

この映画は世紀のスクープの序章でしかないという、ラストの切れ味。
電話が鳴り止まないという演出、そしてエンドロールで表示される多くの都市の名前に、ボストンだけじゃなくアメリカ全土、さらに世界へこの問題が広がっていく様子が伝わりました。


どこの世界にも隠語はあるが、神父の年鑑に記載された、「病気休暇」「出向不能」「緊急対応」など一見すると何でもない言葉が、実はレイプ魔を指すとは誰も思わなっただろうな〜むかっ(怒り)
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