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2016年05月11日21:04

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雨が上がって





何もかもが無駄だった、とは思わない。







確実に、「素敵なこと」はあったし、


頭がぶっ飛ぶくらいに感動したりした。それも、何度も何度も何度も。


今になってみると、残されたものはそう多くはない。


ガラクタに見える・・・っていうか、そうとしか見えないものも、ある。


でもそんなことは問題じゃなくて


大事なのは


あのときの火が、今でもまだ燃えている、ってことかもしれない。


大した火じゃないんだが、それでも。


しかもそれは「残り火」じゃないんだ、どっちかっていうと


「延焼」って感じか。・・・燃え広がってるのね。


火勢の規模は小さくなっているかもしれない。


でもその内燃の温度は、確実に上がっている。


遥か遠くの、青く見える恒星みたいに。


あれは凍っているのではなく、


超高温で静かに燃えている。そんな感じで。





そして


悔しまぎれに言うのではないのだけれど、


何ひとつ、無駄ではなかった。


・・・・・・・・・・・・・・そう思えるのはいいことだ。




もうひとつ。




君のことを含めた何もかもを、


忘れられないのも「いいこと」にしておく。










・・・・・・・・・・・それでいいのだ。











さてさて、


「雨上がり」は、いつも嬉しい。


いろんなことがうまくいく・・・・みたいに思えるし、



それはきっと錯覚じゃないんだぜ。







それじゃね。







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