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2016年05月03日08:52

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リーヴィング・ホーム


最近、名古屋辺りのラジオでやっている引越し屋のCM(ラジオだから声だけ)

で面白いのがあって、


父「出て行け!」

息子「ああ、出てってやるよ!盆と正月とゴールデンウィーク以外は帰らないからな!」

バタン!(←ドアの音) 

母「ひろしー!」

「お引越しは××社へ!」


・・・・・というもので、つい笑ってしまった。

そうなんだよね。

しかし「盆と正月とゴールデンウィーク」って、あまりにも日本的、というか

ネイティヴ、というか。

泥臭いなあ、我々は。

産まれた故郷を離れて、遠くで暮らす人ってきっと、日本中にたくさんいるのであろう。

あれだけ道路が渋滞するんだものね。

俺も、例によって、そのクチなのだけどさ。


「実家を離れる」という事で思い出すのは

漫画、「ピーナッツ」(←スヌーピーの出てくるアレです)の一遍だ。


主人公のチャーリーブラウンに、妹のサリーがねだる。

「お兄ちゃん、ブランコの背中を押してよ!」

チャーリーが「駄目だよ、今忙しいんだ」と言うとサリーが言い返す。

「人生は短いのよ!今はこうして一緒に暮らしてるけど兄弟なんて

いつか離れ離れになるのよ!気がついたときにはあたしは誰かと結婚してて、

遠くの町で暮らしてるわよ!」

最後のコマでチャーリーが「やれやれ」という顔をしながら

サリーの乗ったブランコの背中を押している。サリーは満足顔。


中学生のときに初めて読んだときにはそんなに心に響かなかったのだが、

後年、家を出て、何かの折にそれを読み返したときには、切なかった。

サリーの言った通りになってる・・・・。

俺の場合は、自分が家を離れて、遠くの町で暮らしているのだが。


でも時々は、実家に帰る。

「盆と正月とゴールデンウィーク」には。



では、行ってきます〜。







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