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2016年04月15日14:58

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サラ・ブライトマンの日本公演に寄せて

●サラ・ブライトマンの日本公演に寄せて

『オペラ座の怪人』で世界を魅了した歌姫、サラ・ブライトマンが日本にやってきます。7月に全国各地で公演を行う予定で14000円〜20000万円のチケットは飛びように売れて、残りわずかとなっているようです。

サラ・ブライトマンは、1996年に16歳でデビューしたイギリスのソプラノ歌手です。

1981年に開演されたミュージカル「キャッツ」では、ジェミマ役をオーディションで獲得。以来、ミュージカル女優として、数多くの舞台で活躍してきたサラブライトマン。

サラブライトマンの名前を世界的に有名にしたのは、1986年に上演された「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ・ダーエの役柄でした。サラブライトマンの起用の裏には、当時夫であった作曲家ウェバーの強い推薦があったとのこと。サラブライトマンのために作られたと言われるクリスティーヌ・ダーエの役柄…。

「オペラ座の怪人」は、1986年にロンドンで初演された有名なミュージカル舞台です。豪華な衣装とセットが観る人全てを圧倒するメガミュージカルの先駆けとなりました。1988年には、ニューヨークのブロードウェイで再演され、ロングランヒットを記録。

以降21年にわたり、その記録を更新している大ヒットミュージカルです。19世紀末のパリ…オペラ座を舞台に繰り広げられるラブストーリー。

 その内容は今更ご紹介する必要もないので割愛します。で、このサラ・ブライトマンがどんなに凄いのか、映画版の『オペラ座の怪人』と比べてみれば、その凄さが分かります。
 またDVDレンタルで借りられる『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』では、カーテンコールで歴代のクリスティーヌ役が登場し、主題曲をそれぞれ競唱しています。もちろんサラも歌っていますが、歴代のなかでも彼女の歌声は一際飛び抜けているのです。

 さて、ミュージカル『オペラ座の怪人』誕生の裏には、事実上の本作の産みの親となった演出家ロイド・ウェバーの妻となっていたサラ・ブライトマンへの愛がありました。
 彼は愛する妻のために、それまでなかったクリスティーヌ役を作り上げて、妻に演じさせたのです。それが大評判になった結果、今ではクリスティーヌ役はスタンダードとなりました。ロイド・ウェバーはきっと深くサラ・ブライトマンを愛していたのでしょう。初演の4年後の1990年にはウェバーと離婚してしまいます。

 でも、おそらくウェバーはサラのことを思い続けたのでしょう。二人が久々に再会した『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』の演出でも、その思いは滲み出ていました。

 印象深かったのは、ラストのクリスティーヌの選択。愛する人のために自ら犠牲になろうとする彼女の気持ちと、それを痛いほど悟ってしまう怪人がどう反応したのか、ついついウェバーの気持ちまで思い巡らして、見ていて切なくて、悲しくて、グッときましたね。
 ラスト近く、クリスティンが指輪をファントムに返しに戻るシーンは、これも意味深なのです。これは作曲したウェバーがサラへのオマージュにあふれた演出だったのです。かつて愛するサラと別れざるを得なかったロイドの悲しみを思えば、クリスティーヌが戻ってるという設定は、儚い願望だったのかもしれませんね。
 そんなウェバーとサラの愛の物語を知っていれば、 『オペラ座の怪人』やサラ・ブライトマン日本公演も、よりロマンチックに楽しめると思います。

 なお、日本公演チケットについては、サラ・ブライトマンで検索すれば、ぞろぞろ出てきます。
サラ・ブライトマン『オペラ座の怪人』動画
 https://youtu.be/Ny5H9GiVP_0

サラ・ブライトマン『神様のカルテ2』テーマ曲



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