『失業、貧困、病気、障害、高齢。人はだれでも、
自己責任では取り除けない困難に直面する可能性を背負っています。
市場ではお金がなければ商品を買えませんが、
人間はお金がないときも病気になります。
医療を市場に任せたままだと多くの人が対価を払いきれず、
命を落としてしまいます。
そんな辛苦をなめ尽くした上で、
人間の尊厳にふさわしい生活を保障する手段として生まれ、
発展してきたのが社会保障制度です。
1948年に国連総会で採択された「世界人権宣言」は、
「すべての人は、社会の一員として、
社会保障を受ける権利を有し……」(第22条)とうたい、
社会保障を基本的人権として確認しました。
日本国憲法25条は、
すべての国民が「健康で文化的な最低限度の生活」を営めるように
社会保障の向上に努めることを国の責務と定めています。
医療や介護や障害者福祉を権利として保障するためには、
国民の負担は支払い能力に見合う水準に抑えられなければなりません。
金の切れ目が給付の切れ目となる「応益負担」は
市場任せの世界に人類を引き戻す制度です。』
当たり前のことだと思うが、ここまで攻撃される。
支払えないところまで追い詰められる。座視できない。
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