医師と住職の会話より
(住職)
「先生認知症になっても性格は変わらないのでしょうか」
(医師)
「人の性格は死ぬまでなおらない。
認知症になっても性格は変わらないよ。
認知症は脳のなかでも浅い部分で認知していたことを忘れてしまうので、その人の気持ちや性格のように脳の深い所で形成されたものは残ります。
恥ずかしがり屋の人は、いつまでも恥ずかしがり屋で、暴力的な人はどこまでも怒りっぽく、几帳面な人はとことん几帳面。
わがままな人は、認知症になっても、気に入らない食事なら食卓をひっくり返すことがある」
(住職)
「そうですか。
性格は治らないのですね」
(医師)
「いや、治そうと思えばなおりますよ」
(住職)
「えっ?
治るんですか」
(医師)
「だって、住職。
それを仏教で〃修行〃ていうんでしょう」
(住職)
「そうだった!」
という会話を見つけました。
般若心経や仏教の教えは、人間の強欲を捨て、無になる事を教えています。
その修行を積めば性格も変わりますね。
施設のお年寄りは、性格は変わらないまま亡くなっている方が多いです。
気位の高い人は、施設の料理は不味くて食べれないと不満ばかり述べています。
私はあんなレベルの人とは話したくない、と自慢ばかり言う認知症の人がいます。
私の子供は東大卒で一流企業に勤めていると、来る人来る人に
1日中自慢している人がいます。
何かと周りから浮いてしまう人もいます。
認知症になって、
もっとひどくなる人もいるでしょうね。
私も人様に迷惑かけないように、もっと修行しないといけませんね。
女性スタッフから、一言もしゃべらないおばあさんが、最近僕が来ないけど大丈夫?と心配していました。
私は1週間休んでいたのにと。
3日程居なかっただけなのにありがたいことです。
会っても何にも言わないので気づかなかった。
つい、いつもより優しく声かけしちゃいました。
合掌
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