「相談」というもの。

「よろず相談室」の先生の横には、勉強のために、いっしょさ
せて頂きました。

地震まで、私はＰＴＡの役員の皆さまから、「浦上さんは、マ
タニティブルー」のカウンセラーが似合っているよ（笑）と、
よく言われていました。

念のために言っておきますが、「マタニティブルー」とは、
妊娠したことの不安とか、子どもさんを生んだあとの不安のこ
とをさします。
確かにＰＴＡ会長として、多くのお母さんがたの相談をさせて
頂いておりました。

その結果、悩んでおられたお母さんが、見違えほど元気になら
れたことが、たくさんありました。

それは、私が「相談上手」だったわけではありません。

お母さん方のお話を、親身になって、よく聞いていたというこ
とだけのことであります。

「よろず相談室」の先生も、私と同じ考えでありました。
ですが、彼のほうが、なお親身でありました。
まったくもって、相手の言われることに言葉を差し挟まず、
静かに聞いて、
相づち、復唱をもって、
話を聞いておられました！