昨日のニーチェの言葉に感銘された方が多かったので、今日も紹介します。
『献身は目に見えないこともある』
献身は、道徳的に尊い行為だと思われている。
弱者 や病人や老人の身の周りの世話をすること。
自己を殺して仕えること。
自身の命の危険をかえりみずに他人を助けること。
医師も看護師も救急隊員も介護士も、献身することが仕事になっている。
しかし、よく考えてみよう。
他の仕事の多くも、実は献身の一つの形なのではないだろうか。
宗教や人助けとはまったく関係がなくても、結局は人を助けるために自分を犠牲にした仕事ではないだろうか。
農業も、漁業も、運ぶ人も、オモチャをつくることも。
さらには、思慮深くなされたあらゆる行為さえも、献身ではないか。
(第225)
私は今は介護士ですが、その前はいろんな仕事をしてきました。
すべては、自分の生活の為ではありますが、
仕事の内容は確かに、
人の役にたつためのものでした。
あらゆる仕事は献身であると感じます。
手を抜いたり、偽ったりしてはいけませんね。
『あらゆる人から好かれなくていい』
生理的嫌悪を持っている相手に対していくら丁寧に接しても、
その場で見直してもらえることはない。
そして結局は、慇懃無礼なやつだと思われてしまう。
誰からも好かれるのが当然だとは思わず、普通に接していたほうがよほどいい。
(第087)
これは、誰もが感じていることではないでしょうか。
嫌なやつは何処にもいるものですから。
普通に接しましょう。
『読むべき書物』
私達が読むべき本とは、次のようなものだ。
読む前と読んだあとでは世界がまったく違って見えるような本。
私達の心が洗われたことに気づかせるような本。
新しい知恵と勇気を与えてくれる本。
愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。
(第183)
僕にはニーチェさんのこの本がそうですよ。
僕の楽しみは、あちらに行ったら、両親、兄弟に会うだけでなく、
導いてくれた多くの人にお会いしてお礼を述べる事です。
毎朝仏壇に向かって
お礼する人の名前を読み上げています。
亡くなった愛犬たちも含めて。
たくさんの人にお会いする楽しみがあります。
精一杯生きた報告をしたいと、だから寂しくはありません。
時を越えて会えるのですから。
なんと素敵な事でしょう。
日曜日は夜勤です。
献身の仕事に行って来ます。
今日も佳い日
合掌
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