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2015年11月07日05:07

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心のゆとり

朝は冷え冷えとして来ました。

皆様の所はどうでしょうか。

吉田兼好の徒然草の本を読みながら寝てしまった。

現代人は徒然草を読む人がいなくなったと聞いたから、

気に入った言葉を二三

紹介したいと思います。


『どんな複雑な心境の

時も、月を見つめてい

れば心が落ち着く

ものだ。

ある人が「月ほど面白

いものはない」と言い

、別の人が「露のほう

がもっと素敵ですよ」

と言って争ったのは興

味深い。

タイミングが合えば、

どんなことだって素敵

に変化していくのだ』

(第21段)

自然の美しさを連想する言葉に


『雪月花(せつげっか)』があります。

花の美しさを楽しむことは子供でもできるが

、大人になると、月の輝きを楽しむようになる。

さらに、人生経験を重ねてくると、ただ白いだけの雪を楽しむことができるようになる。

と表現した。


また、ある坊さんが


『戸を開ければ、

山も草木も、

毎日私に挨拶して

くれる』

と語ったそうだ。

人は何故か年を重ねてくると、

自然と触れ合う時間を

持つのが楽しみになるものですね。

心労ある時は、

心が癒される言葉で、


気持ちを表現したいものです。



次に、吉田兼好が友人に出した手紙に返事が来た。


『こんなにきれいな雪の朝なのに、あなたからの手紙にはそのことが一言も書いてありません。

見事な雪の朝ですねえ。

あなたはどうご覧になりましたかという

一筆がなかったのは、本当に残念でしたよ。


 、あなたほどの人から、こんな無粋(ぶすい)なお手紙を頂くとは、もう悔しくて話もしたくありません。


確かにそうだと後悔した。

そんな相手の気持ちがかえって非常に嬉しく思った』

(第31段)



手厳しい言葉に、

吉田兼好の悔しさが

伝わってくる内容

でしたね。


前回『心の空き家』を書きましたが、

『心のゆとり』は

どんな時も、必要ですね。


私の自戒の言葉とします。


今日は夜勤です。


皆様も寒い日が続きます。


お体には

お気をつけくださいね。



合掌
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