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2015年09月28日01:38

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浮かれ女

今日は平安時代の恋多き女性、和泉式部(いずみしきぶ)を紹介します。

紫式部は彼女のことを
『けしからぬ』ところがあると評した。

それは男癖が悪いということのようだ。

橘道貞と結婚したが破綻。

その後、冷泉天皇皇子とその弟の敦道親王と熱烈な恋愛をした。


両親王と死別後、30才を過ぎて藤原保晶と再婚、離婚。
その後、5人以上の男性と交渉があったといわれ

『浮かれ女』と呼ばれていた。


清少納言も女房でありながら複数の男性との恋を楽しんでいたようだが、和泉式部だけが
浮かれ女と呼ばれていた。

それは和泉式部は、恋しないでは生きていけない性分があったからといわれている。


色白でふっくら肥えていて当世風美人だったという。

紫式部も恋しないと生きていけない性分だったが和泉式部のように男が寄ってこなかったようだ。


彼女の恋歌を紹介します。

『あらざらむ

この世のほかの

思ひ出に

今ひとたびの

逢ふこともがな』

(病床に臥している私は)まもなくこの世を去ることになりましょう。
ですからせめてあの世での思い出に、今一度あなたにお逢いしとうございます。

これは敦道と激しく恋をしていたので(和泉式部日記)それを謳ったようです。

平安時代は女性も恋愛は自由だったのか、
恋歌が多いですね。

恋愛は生きるエネルギーになるからでしょう。


現代でもアイドルやスターに恋する気持ちを抱くのも同じエネルギーがあるのでしょう。


いつまでも恋心は

必要かもしれません。


秋の夜に

平安の薫りが


届けば幸せです


合掌




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