童心と無心

キリスト教の童心に対して、



仏教の無心を

よく比較します。


キリスト教では

『童心』を高く評価しています。

おさなごころを純真無垢とみなすからです。


しかし、仏教では童心は幼稚な心として低くみます。

人間はいつまでも子供のままではいられないからです。


いつかは汚れた心になってしまう。

仏教では汚れた心をどうするかを問題としています。

つまり克服です。

克服した時に得られるのが

『無心』です。

無心とはこだわりのない心の状態をいいます。


大人でもいつまでも
子供のような汚れのない素直な人もいます。


童心も無心もまったく違ったものの見方があるから比較するものではないと思います。




『汚れた心は

無心になる

ことにより


童心になる』

としたほうが分かりや

すいかも知れないと

私は思っています。


私は幼稚な心があるので、

低く見る仏教の考えに

は抵抗してしまいます。


だから童心を失ったら


無心になって

童心を取り戻そう。


そんな生き方、

考え方を好みます。

童心も無心も

大切だということには


納得しています。


思わぬものを手に入れる力になるからです。

僕は童話をたまに書いています。

その時は童心になり、

無心の心でないと

書けないからです。


皆様の気づきになれば


ありがたいです。


シニアウィークですが

シニアの私は

仕事で忙しいです。

まだまだ幼稚な


童心です。

合掌