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2015年09月21日04:54

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本当の豊かさ

この年になると、自分の来た道を振り替えってみることがある。

ふと、自分は良寛さんの生き方に近いかなと親しみが湧いてきた。
 

立身出世を一切考えない生き方にホッとするからだ。

私は仲間からよく
言われた言葉に

『趣味の人』

『自由人』

だった。



人生にはいろいろ転機があるもの。

早期定年制度を利用して自由になると、

見える視界が違ってきた。

いろんな仕事があり、いろんな人が生きている。

美しい自然もゆっくり

感じるゆとりができた。

私はこれで良かったと
感じている。

『生まれてこのかた、立身出世にはトンと気がすすまず、自然のままにふるまっている。

ずだ袋の中には米が三升あるし、炉端にはたき木が一束ある。

暮らし向きはこれで十分だ。

誰が迷いだとか悟りだのにとらわれた昔の人の跡を求める必要などあろうか。

また、どうして名誉や利益といったこの世のわずらわしいことに関わろうか。

雨の降る夜は庵の中で、両足を思いのままに伸ばして過ごすばかりだよ』

(良寛)

ここまでのすごい精神力はないが、とても安心する生き方を学んだ。

この生き方を強がりとみるか、

これこそが本当の豊かな生き方と見るかは

人によって違うだろう。

私は良寛に親しみを感じてならない。


何時かは山の中に小さな庵に住んで、

両足を伸ばして

体感してみよう。



尋ねて来る人は


真の友だけだろう。

今日は夜勤です。



合掌






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