晴れましたね・・・戦前という暗い日本の始まりと言うのに。
お爺さんは、朝から畑の草取りに・・・もくもくと1時間半。
この本は、これから始まる「戦前」についてのお勉強です。
「簡単にいえば、自己規制であろう。しかし検閲とは、自己規制を促す装置なのだ。ここでいう自己規制は、自律とは違う。」(p144)
「〈政権を握った者が自分の野心を動かす前には先ず最初に言論を抑圧します。[略]つまり自分の為さんとするところを国民に批判させまいとする、そのために先ず言論を弾圧して、然るのちに彼らの行動に移る〉と達三は力説している。(p149)
着々と戦前が準備されていきます。
「戦争と検閲 石川達三を読み直す」
河原理子 著
岩波新書 2015年6月26日発行
本体820円+税
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