秋季大会

　夏の甲子園が終わったばかりだが、早くも千葉県では秋季大会。昨日からブロック予選の開始。これは夏の予選と違い、近くの高校が対戦して地区の代表が県大会に出場するもの。敗者復活戦もあり。
　今日は柏の葉球場で流山南ー芝浦工大柏。芝浦工大柏は元千葉ロッテの小宮山悟を輩出したが、上位まで勝ち残ったことはない。しかし今日は初回から打線が連打。さらに相手投手の制球難に、バックのエラーもあっていきなり８点。５回にも２点取ってコールド勝ち。
　芝浦工大柏はファーストストライクから打ってきたり、重盗を２度決める積極性がよかった。流山南は守備力強化が課題。２回以降は互角だっただけに惜しい。メンバーが１０人しかいないので、春の新入生を何とか勧誘して層を厚くしてほしい。
　第２試合は西武台千葉ー柏日体。予選上位でもおかしくない好カード。前半は西武台千葉がワンチャンスを生かして先制すると、柏日体も四球と暴投で同点。６回裏西武台千葉が１死１塁で、強い雨が降り出し中断。これがどう響くかと思ったが、西武台千葉がヒットでチャンスを広げる。しかし柏日体の好守備で無得点。７回表の柏日体は四球に投手のエラー、捕逸とバッテリーが自滅し２点。この回が明暗を分け、柏日体がそのまま逃げ切る。
　西武台千葉の関根はエースで４番。打っては３安打だが、自らのミスと四球で失点。ここが課題か。柏日体エースの今野は、このチームには珍しい下手投げ。最近好投手を続いている柏日体の中で、先輩たちほど迫力はないが、６回１失点はまずは合格。今年の千葉の高校野球は、これで最後になる可能性あり。また来年。