mixiユーザー(id:26156846)

2015年06月03日09:22

100 view

仮想敵

『軍事同盟と、地域の平和共同体はどこが違うか。
これは全く違うものです。
第一に、軍事同盟には、必ず「仮想敵」があるでしょう。
軍事同盟は、外部に「敵」を求めるんですよ。なくても求める。

アメリカはソ連崩壊の後「敵」がなくなって大騒ぎでした。
いろいろな「敵探し」をやりました。最近では、「ならず者国家」「敵」といったり、
「テロリスト」こそが「敵」といってみたり、いつも「敵」を探している。
「アメリカ大統領の最大の仕事は敵を探すことだ」と言われるけれど、
必ず「仮想敵」を求めるのが軍事同盟です。

しかし、平和の地域共同体には、「仮想敵」というものはありません。
逆に外部に向かって開かれているのです。
例えばTACは、最近は、「アメリカもどうぞ入ってください」という話になっている。
アメリカは嫌がって入りませんが、それぞれが外部に「敵」を持たず外部に開かれている。
だからお互いに協力のネットワークを世界中に作ることができるわけです。
これが全く軍事同盟と違う。

第二の違いは、内部的な関係です。
軍事同盟には、「盟主」がいて、主従の関係が作られます。
日米軍事同盟はまさにその典型です。
軍事同盟には、構成国の対等・平等や、主権の尊重などという考えはないわけです。
ところが今起こっている地域共同体は、
内部的にも、構成国の対等・平等、相互の主権の尊重が貫かれています。』

私たちは何を求めていくべきか、考えさせられる。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する