【謡曲】葵上

源氏物語「葵」の巻、光源氏の正妻・葵上に六条御息所の生霊が取り憑くストーリーがベース。
ワキとシテの謡い出しが難しくて焦る。ツヨ吟とヨワ吟が混載するのがデフォルトになっているのがキツイ。未だに三ツユリと半ユリの区別ができない。
クドキ部分は緩急だけで六条御息所の心情を表現しなければならない・・・と言われても出来るはずもなく（涙）。

御息所の底なしの悲しみ、怒り、憎しみ、そしてそんな感情を抱く自分自身への自己嫌悪など、あらゆる負の感情を投入しての前半のクドキと後半の般若の面なのだが、自分の技量ではまだまだそれを表現できない。ゆえに、単なる「後妻打ちはいつやるの？　今でしょ！」的なだけの謡になってしまう・・・。