すぅちゃんを探せ

先日のさくら学院の卒業式、歴代の卒業生を交えての集合写真が話題になっている。
中元すず香はどこにいる？
そう、探さなければわからないのだ。
みんなプロモーションとして使われることを知っている。だからみんな化粧もビッとしている。それなのに彼女は素顔に近いっぽい。もちろん彼女は美少女である。本来なら目立つはずだ。それなのに探さなければわからないというのは、SU-METALのときと全く雰囲気が違うからだろう。
獲物を狙うかのような鋭い目、不敵な微笑み、威厳すら漂う立ち姿、そうした面影が全くない。
そこにいるのは芸能人らしからぬあどけない表情の17歳の少女だった。

彼女のポンコツ伝説は有名である。
自転車に乗れない。縄跳びの二重跳びは一回しかできない。ダンスのカウントが数えられない(それなのに何故踊れる？)。靴の紐が結べない。左右逆に靴を履いてもわからない。漢字をよく間違える。たまに牛乳を飲みたくなることがあって、２リットル飲んでお腹をこわす。部屋でネギを栽培しようとしたことがある。いつも置いてきぼりを食らう。年上だからしっかりしなきゃと思っているが、MOAMETALとYUIMETALの方がしっかりしている。インタビューに答えるときMOAMETALに監視されている。
これだけでも相当すごいが、まだまだ挙げていったらキリがない。

こんなにダメダメな中元すず香だが、ひとたびBABYMETALとしてステージに立つと世界を魅了するSU-METALとして圧倒的なオーラを放つのだ。
そのギャップには凄まじいものがある。

中村主水かクラーク・ケントか…。

しかし彼らと違って中元すず香もSU-METALも現実にこの世に存在するのだ。
普段冴えないヤツがいざというときにはヒーロー(あるいはヒロイン)に変身する。そんなありがちだが誰もが憧れる空想の世界を地で行くのが彼女だと言えよう。
別世界のスーパースターではない。それゆえ感情移入できるのだろう。
中元すず香とSU-METALのギャップが大きければ大きいほど親しみやすさを感じるのだ。
彼女は天才かもしれない。
しかし、おそらくかなりの努力をしているはずなのだ。
それにしてもSU-METALとして覚醒していなかったらどうなっていたのだろうか…？

愛すべきすぅちゃん。。。

SU-METALはこれ。
　　
　
さて、さくら学院の集合写真、SU-METALの世を忍ぶ仮の姿、中元すず香はどこにいる？
　

YUIMETAL(水野由結)は最前列左から二人目。
MOAMETAL(菊地最愛)は最前列右から二人目。
で、すず香は最後列の右端。本当に気配を消しすぎ。恐るべし、すぅちゃん。。。