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2015年03月29日08:45

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丸メガネ

丸メガネを見つけた。
メガネ屋ではない。
骨董市だ。
メガネケースは、面白い形をしているしメガネが中にピタリと収まる。
メガネ拭きの布には時計店の名前と住所電話番号が書かれている。
高林時計店とある。
今はメガネだけの店が多いが以前は時計とメガネの両方を扱う店はたくさんあった。
その住所が浜北町となっている。
現在は浜松市浜北区だが、そうなる前は浜北市。
だから、それ以前ということだ。
電話番号にしても「電話六二三番」とだけあって局番がない。
「いったいいつ頃のものなのか」と知りたくなってしまう。
掛けてみると右側のレンズが、かなり強い老眼になっている。
耳にあたる部分はスプリングのように耳に沿って丸く掛ける式だ。
一山式で鼻に当たるパッドはない。
気に入った、かなり。
どうしても欲しい。
「これ、いくらですか」とさりげなく、欲しそうではなく聴く。
「3000円です」と応えた。
それをさらに負けさせて購入した。
私に度の合った遠近のレンズを入れた。
東海林太郎のようだと妻に言われた。
私も「こりゃあ大正生まれのようだな」と感じる。
いつものメガネ屋さんも「丸メガネがお似合いですね」と笑いをこらえて褒める。
最近わりあい丸メガネが流行っているように思う。
「いかにも」という丸メガネが多い中で私のは本物の古い物。
かねてより私の祖母の銀色の丸メガネが欲しいと思っていた。
祖母の丸メガネを触っているうちにレンズが外れてしまったことがある。
その出来事があってから私は丸メガネが気になるようになった。
これを、祖母の丸メガネの代わりとして大事にすることにした。


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