修論発表もつつがなく終わり、後は学生最後の余暇を楽しみながら卒業を待つばかりです。
学業を一通り終えたわけですが、大学院卒業を目の前にして思うのは未来においても「勉強」を続けて行くことの重要性でした。
今に至って、改めて(或いはちゃんとした思考の末に思ったのは今が初めてだったかも)そう思います。
「勉強」という言葉は義務教育からはじまり高校や大学まで幅広い若者を苦しめてきたでしょう。
目的から離れた知識の貯蓄作業に長い時間を取られていたときにはわかりませんでしたが、私は学士、修士研究を終えて初めて「勉強」という言葉の真意の一角を見つけることができたように思えます。
「勉強」とは手段であり、物事をうまく捉え、体系化し、制御するための道具です。
さらに言えば、他人から押し付けられるものではなく、自らの中にある疑問の解決や思考のサポートのためのsupplement(或いはAppendix)であり、それ自体が人間としての幅の広さに少なからず影響するものです。
知恵や知識と言ってもいいかも知れません。
研究を進めるために道具として知識を活用するための「勉強」は、少なくともその言葉から連想されるような退屈なものではありませんでした。
つまり私の言いたいことは「知識を道具として使う術」が本来の、古代ギリシャの貴族たちがも嗜んで来て、現代において最も重要視されているであろう「勉強」の正体であると思うわけです。
何かを成し遂げたりするのに必要な第一歩は行動を起こす意思ですが、第2歩目は勉強であるように思えます。(行動だけで何かを成し遂げられることは少ないでしょう)
研究のように最適解を探すために様々な知識を得て活用していく過程が、或いは福沢諭吉さんが説いた学問そのものであるのかもしれません。
卒業を前にしてそんな思考に至った私ですが、きっと研究もすることなく就職してしまった人間のほとんどはそんな「勉強」という言葉の真髄を理解しないままであると思うと(それがmajorだと仮定すると)、現在の日本の教育の目的と在り方がわからなくなってきました。
勉強をして知識を道具として使う楽しみが隠されているかのような印象です。
今私が至った境地からかけ離れている教育になんとも言えない不条理を感じる今日この頃。
【最近の思いつき】
・首輪
最近首輪をつけられて引っ張られていく仔犬を見てなんとも言えない気分になりました。以前にbest relationship について述べましたが、ペットと飼い主の間にはこのような関係は成り立たなそうです。一方が他方を縛る関係は私的には見てられないもので。私がペットを飼うことはしばらくは出来なそうです。
【The recent music】
・Only lonely glory(bump of chicken)
(The positive melody and lyrics are very cheerful for me. I have listened to this music when I floundered about my thesis. Now, I have been training this song in my leisure time.
【最近の筆絵】
・ニワトリプリニー(Photo No.1)
(前に紹介したプリニー調査隊に登場するプリニーの一種。今回はお気に入りのレアカラーverで描いてみました。ニワトリとプリニーって空を飛べないあたりが結構似てますよね。合わせるとかわいいっす。
【最近の体験】
・救急車
(泥酔してしまった後輩の付き添いということで初めて救急車に乗って行きました。泥酔している人間は酷く扱いづらく救急対応の看護婦さんの大変さを思い知らされました。自分がこうならないように気をつけよう。
【最近のパズドラ】
・2体目のカーリー(Photo No.2)
(この前のムラコレ&ゴッドフェスでまた出ました。そして、究極確定!ということで既に作ってあるHヒカーリーと合わせて育てていこうと思います。究極内容に期待!
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