『心の底から自分に自信がある人間などめったにいない。程度の差こそあれ、
誰でもなにかしら不安なことが多少はあるものだ。
例えば、ファッション界のいわゆるスーパーモデルといわれる人たちでさえ、
内心ではいつも「ほかのモデルの方が自分より魅力があるのではないか」
と思って落ち着かないし、一見自信たっぷりに見える映画スターでさえ、
内心は不安でいっぱいなのだ。
さらに、どんな人でも時には自分の能力を疑うことはある。誰でも不安や弱点や、
子供時代からずっと引きずって隠しつづけている 「傷つきやすい部分」がある。
社会的にいくら成功していても、 内心では自信がない人はたくさんいる。
だからこそ、間違えても侮辱されても失敗しても、
まるでへこたれないで平然としている人間を見ると、「すごい」と思う。
感情を逆なでされるようなことを言われても平気で受け流せるようになれば、
恐れを知らない人間だと思われる。
そういう人にはなにか特別な力があるように感じられるのだ。
つまり神経質になったり自信喪失に陥りそうになる気持ちをコントロールする能力こそ
人生をたやすく生きているように見せるための重要なテクニックの一つなのである』
不安を乗り越えるというか、侮辱されても、平然としているというの、
結構大事かも。ふところの大きさを感じさせるんじゃないかって。
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