お釈迦様は『生きることは苦である』
と「四苦八苦」を説きました。
生、老、病、死の四苦。
愛する人と別れる苦しみ。
怨みや憎しみを感じる人と会う苦しみ。
物質的な欲が満たされない苦しみ。
体や心の欲望が叶えられない苦しみ。
の四苦で
四苦八苦です。
生きるとは苦がずっと続くということのようです。
その苦から解放されるひとつに
心頭滅却すれば、その苦から解放されるとい
います。
武田軍の庇護を受けていた甲斐の恵林寺が
織田信長に焼き討ちに遭いました。
住職の快川(かいせん)が火の中で辞世の句を残しました。
『
心頭滅却すれば火自ら涼し』
正岡子規は結核で長患いをしている時、
『悟りとは、いかなる場合にも平気で死ねる事かと思っていたのは間違いで、
悟りとはいかなる場合にも平気で生きている事であった』
と述べています。
(この言葉が好きで何度も紹介させて頂いています。)
生きるとは四苦八苦が続きます。
それから解放されるためには
『心頭滅却して、
平気で生きる』
ように心掛けたいものです。
合掌
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