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2014年12月07日23:47

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近況

十二月に入る。いつもながら時の早さに唖然とする。
 夏休みから取り掛かったT市の調査のまとめも何とかメドが立ってきた。締め切りをとうに過ぎ、督促のメールに焦りが募るばかりだったが少しだけ肩の荷が減ったように思う。多くの方に書いてもらった原稿の編集には虫の知識よりパソコンの知識がはるかに重要だとは思いもしなかった。ともあれあと少し頑張って来年の春には虫採りに行こう。

 先週から続く寒さもこの辺りが峠か。昨日は初雪。厚い雲の底から白い雪が舞い、冬枯れた梢の先で小さな渦を巻く。今朝久しぶりに近くを散歩した。木立の隙間から覗く猿投山の頂は粉をはたいたような雪化粧している。両手をポケットに突っ込み背中を丸め、情けない散歩姿ながら気持ちにゆとりができたせいか足取りは思いのほか軽く感じられた。

 夕暮れに乾かない洗濯ものを部屋の中に移す。ベランダの手すりにじっと止まったカマキリを見つける。ハラビロだがひっくり返すと胸の下がピンク色したムネアカハラビロだった。隣の豊田市の市街地周辺はすっかり在来のハラビロと入れ替わってしまったらしい。こちらではまだハラビロが優先で5頭に4頭くらいの割合。いずれ移入種のムネアカが優先種となる日が来るのだろう。



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 移入種といえばタケに巣をつくるタイワンタケクマバチ。娘の夏休みの自由研究の題材として少し調べてみたのだが、家の近所ではまだまだ在来のキムネクマバチが優先だが、駅前の花壇では圧倒的にタイワンタケクマバチが多かった(およそ10:1の割合)。確認した地点から四方を眺めてみても目につく竹藪は全くない。タケや雑木林のありそうな場所から少なくとも500m以上離れている。この花壇まで500m以上飛んでくる必要があり、在来種とタイワンタケクマバツの移動能力に大きな差があるものと思われる。タイワンタケクマバチが急速に分布域を広げているのはこうした移動能力の高さが要因の一つかと思われた。



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 今年もあとわずかな日を残すだけとなった。大した収穫も無く過ぎたが、さて来年はどんな虫との出会いがあるのかな。








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