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2014年12月03日08:15

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型枠

庭の屋根下に、ある物を設置することにしている。
その物は重さが100キロあるので床にコンクリートを打つ必要がある。
そんな話をY爺さんとして私は伊豆に遊びに出た。
帰宅した翌日セメント1袋と25ミリの砂利を1袋購入して春野に行った。
何と!予定していた場所に既に型枠が出来ていた。
Y爺さんに違いない。
彼が私の話を聞いて設置してくれたのだ。
電話してみた。
「90×60だっていうから100×70にしておいた。いっかい見てもらおうかと思って」という。
造りは完璧で文句のつけようがない。
さすがに元土建の仕事をしていたY爺さんの造り物だ。
ミリ単位で細かく細工し隅々まで手が行き届いている。
ここに来る途中で考えていた自分のお粗末な計画が恥ずかしく思えた。
「ありがとうございました」と心から礼を伝えた。
「それでねぇ、来週にコンクリートを打とうと思うから、これとこれを用意してください」という。
「分かりました。よろしくお願いします」と言って電話を切った。
セメントと砂利と砂は既に用意してあるし中に敷設する鉄筋は以前買ってあるものを準備した。
翌日Y爺さんから電話が来た。
その日は午前中雨だったので行かなかったのだ。
「今日ね、午後から見に行ったら材料が全部整っていたもんでコンクリート打っときましたで」という。
来週から冷え込むと天気予報で言うしY爺さんの親戚で不幸がありそうだという理由で予定より早く決行してくれたのだ。
見れば完璧に仕上がっている。
砂の袋は、裏にまだ有ったのだけど、なくなってしまったので川に取りに行ったと教えてくれた。
何から何までありがたい。
かくして私は材料を準備し写真を撮っただけで何の手も出さずに立派な台を手に入れた。
申し訳ない話だが農閑期になると大なり小なりY爺さんのやりたいことを私の家でやっているという事実がある。
お互いの利益になることだから、このままこの関係が長く続くことを祈る。


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