mixiユーザー(id:8948454)

2014年11月27日20:31

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東南院2

当院の開基も、修験の吉野山にふさわしく、役行者という伝承をもっているので、千三百年の歴史があるわけです。
奈良や比叡山など古い霊地霊山には、東南院あるいは東南寺という名の寺院があるのが普通ですが、これは、開基または始祖といわれる人が、その霊地を開くときに中心になる伽藍を立てると同時に、そこから巽(東南)の方角に当たる所に寺を建て、一山の興隆を祈願するということが行われていました。
当院は、本堂・多宝塔・庫裡・客殿からなっていますが、多宝塔は明治初年まで、紀州野上の八幡宮境内にあったものを、昭和十二年に当院へ移築したもので、正面の鰐口には永禄七年(一五六四)の銘があり、鎌倉期の作と伝えられる大日如来・毘沙門天・不動明王などが祀られている。
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