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2014年09月23日09:50

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旅行記(248:南予旅行<5>-坂の上の雲ミュージアム-)

ホテルを出て向かったのは大街道停留所の近くにある坂の上のミュージアムである。
単にホテルに近いこともあるのだが、松山市内では何故かは知らないが"坂の上の雲"を妙に押している雰囲気が感じられたためである。
私自身は"坂の上の雲"は名前だけ知っていて内容を全く知らないので、行って知っておく価値はあるだろう。
 
"坂の上の雲"とは司馬遼太郎の長編歴史小説であり、1968年から4年間をかけて産経新聞に連載されたものである。
そのため意外と近年の作品なのだが、話自体は明治の勃興期に秋山好古、秋山真之の兄弟と正岡子規の3人を主人公にした話である。
ここで松山城へ行く際に見かけた"秋山兄弟とは誰だ"の疑問がようやく解決した。
坂の上の雲に出てくる実在した秋山兄弟のことであった。
また先程食べた"好古弁当"も、秋山好古から取られたものだった。
 
このギャラリーは産経新聞での連載記事一覧が壁一面に展示されていたり、坂の上の雲の舞台となった明治初期の松山に関する資料が展示されていた。
特にこの資料館のメインは"教育・教材関連"であり、一風変わったものとなっている。
また秋山兄弟と正岡子規に関する経歴もきちんと説明が成されていた。
 
ただしミュージアムとしては内容が貧弱だと感じられたのも事実である。
特に今回の旅行では後の行程において、これらの資料を補完する場所を多く廻った事により、この施設の訴求力の弱さが目立ってしまった。
館内の展示にもあったのだが、松山市自体が『坂の上の雲』を軸にした街づくり「坂の上の雲フィールドミュージアム構想」を持っているらしい。
簡単に行ってしまえば、"松山は松山城と道後温泉だけではない"事をアピールするために、坂の上の雲に関する資源を中心として、回遊性を持たせた街づくり「屋根のない博物館」構想を進めているとのこと。
その中心がこの坂の上のミュージアムなのだが、残念ながらこの施設の内容が乏しいのが最大の欠点だと思わざるを得ない。
正岡子規ならば道後温泉の子規記念博物館で十分堪能できることもあり、秋山兄弟に内容を絞ることも出来たと思うが知名度のなさから難しかったのだろう。
 
私の中でこのミュージアムで一番の目玉は、建物の構造だと思う。
建築家・安藤忠雄設計であり、意匠を凝らしたデザインとなっている。
特に目立ったのは、吹き抜けに架かる"空中階段"である。
またソファーに座りガラス越しに見える萬翠荘も絵になる風景であった。
 
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旅行日:2014/04/26(Sat)
写真: 坂の上の雲ミュージアム, 萬翠荘
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