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2013年10月05日19:43

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せんくらは盛り上がっているか?

昨日からせんくらが始まっている。
仙台クラシックフェスティバル、日曜までの三日間、仙台の街がクラシックに染まる。
今年は行くのを断念した。

三浦友理枝の不参加はともかく、魅力を感じるプログラムが少なかった。
昨年までは名曲集といったプログラムでもどこか奏者の主張を感じさせるものが多かった。
それが今年は一段とハードルを下げたという印象で、わざわざ仙台まで行かなくても、というプログラムが多くなってしまったように思う。
たまたまなのか、そういう方針なのかわからないが、LFJもハードルを下げていたことを考えると、意図的なのだろうという気がする。
ただ、遠来の客は見込めないかもしれないが、地元でのクラシック愛好家の裾野を広げるという効果は期待できるのかもしれない。少なくとも演奏家は国内の一線級が多く、こういう人たちの演奏をたくさん聴くことができるという点でも意味はある。

ちょっと気になっているのは、例年に比べて完売公演が少ないような気がすることだ。
それでも昨日の昼時点で、聴きたいと思うようなものは完売になっていた。
盛り上がってほしいと思うが、これで成功してしまうと来年もこの路線になってしまいそうだ。
かといって不成功だとせんくらの存続自体を心配しなければならなくなる。

仙台という街並みは綺麗だし、美味しいものも食べられるし、友人夫妻と一献交わす楽しみもあり、行けなかったのは非常に残念だ。

初めてせんくらに行ったのは2009年のことだった。
川久保賜紀・遠藤真理・三浦友理枝の三人がトリオとしてデビューした年である。
デビューしたにもかかわらず、首都圏でのコンサートがなく、それで仙台に行く決心をしたのだ。
仙台まで来た甲斐ががあった、と伝えた時の友理枝ちゃんのホッとしたような表情が印象的だった。

2010年からは三日間のフル参加。

2011年、震災の年は復旧が間に合わないホールもあって、規模を縮小しての開催だった。
友理枝ちゃんはソロにデュオにトークに大活躍だった。

そして昨年は台風の影響で帰れないというおまけがついた。
このとき真理ちゃんはすでにお腹が大きかったはずなのに全く気付かなかったな…。

東京あたりではちょっと出かけただけでもイヤな思いをすることが多いが、仙台ではそういう思いをしたことがない。人が多いところでも殺伐とした雰囲気が感じられない。仙台の人たちには心に余裕があるのだろうと少々羨ましく思ったものである。

やはり盛り上がった方が良い。
クラシックを好きな人が増えるのはいいことだ。ファンの底上げができれば、ユニークな企画も考えられるだろう。
プログラム云々はともかく、来年は行くことにしよう。
今年行かなかったのはやはりちょっと淋しい。
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