mixiユーザー(id:3696995)

2012年06月23日01:39

85 view

ホーザ・ホーシャ@音や金時(6/22)

では、本日2本目の日記(日付は変わってしまったが…)。。。

定期的に無性に聴きたくなる。
ホーザ・ホーシャ(Rosa Roxa)はそんなグループだ。
ブラジルのショーロを演奏するグループである。アコースティックな弦楽アンサンブルが耳に優しい。ゆったりとした音の流れに身を任せるのが心地よい。
ゆったりしているとは言っても、それは音楽がそうだからであって、演奏は極めてテクニカルでテンションが高い。だからこそ安心して身を委ねられるのだ。
明るさの中に仄かに漂う哀愁。それに気付くと病みつきになる。

お馴染みの五人組。なんだか皆さんのお顔を見るとホッとする。

だいどうじさかえ:カヴァキーニョ
中沼浩:バンドリン
山本のりこ:ヴォーカル、ギター
田嶌道生:ギター
栗山豊二:パーカッション(パンデイロ、タンタン、アゴゴ)

カヴァキーニョはウクレレの仲間。ポルトガル発祥で、ハワイに渡ったものはウクレレ、ブラジルに渡ったものはカヴァキーニョとして、それぞれ発達した。
バンドリンはマンドリンの仲間。マンドリンと違って平たい楽器。

セットリストは以下の通り。
最近はリストが配られるので嬉しい。馴染みの曲も増えてきた。

01.私たちのロマンス(ジャコード・バンドリン)
02.ラメントス(ピシンギーニャ、ヴィニシウス・ジ・モラエス)
03.ひそひそ話(ピシンギーニャ)
04.街の灯(中沼浩)
05.偽者のバイーヤ娘(ジェラルド・ペレイラ)
06.イタバヂーピ(ルペルシ・ミランダ)
07.南米流でいこう(デュビン、マクヒュー、オリベイラ)
08.サンバのレシピ(ジャコード・バンドリン)
<休憩>
09.私が幸福であるために(アマドール・ピーニョ)
10.いつもの愚痴(ルシーアナ・ハベーロ、バストス、ピニェイロ)
11.最後の審判(ネルソン・カヴァキーニョ、エルシオ・ソアレス)
12.こおろぎの跳躍(ピシンギーニャ)
13.イン・マイ・ライフ(レノン&マッカートニー、ポルトガル語詞:ヒタ・リー)
14.ボーリボーリ(ジャコード・バンドリン)
15.カロリーナ(シコ・ブアルキ)
16.カヴァキーニョをつま弾く(セルジオ・ヘジス)
<アンコール>
17.ヴィラの魔法(ノエル・ホーザ)

ホーザ・ホーシャのライヴは楽しい。
カヴァキーニョは新しい楽器になってから今日がいちばん鳴りが良かったように思う。愛らしいのに芯のある音だ。
アゴゴという打楽器は大きさの違うカウベルのようなものをくっつけ、マレットで叩く。パンデイロで刻むリズムが心地いい。
田嶌さんのギターは凄いと改めて感じた。ベースラインを弾くことが多い裏方に徹しているのだが、素晴らしいテクニックと音色だ。
バンドリンの華やかな音色もいいし、ヴォーカル曲での山本さんの歌も味がある。

休憩を除いて、2時間超えのボリューム。
なのに聴き疲れた感じはしない。むしろ爽快。

腰痛だったり、風邪気味だったり、明後日は試験だったり、このところへこむようなことが多かったが、だからこそよけいに聴きたかった。
自重すべきかと前日まで迷ったのだが、やはり行って正解だった。
ヒーリング効果抜群。
音楽には「力」があることを改めて感じた。
4 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する