見えない敵
昨日巡回ドクターが来た。
寝たきりで言葉も話せない初老の女性がうなり声あげているので見て頂いた。
股関から臀部にかけて青い点々に、
帯状疱疹と言われた。
痛いんだよね、体力、免疫力低下すると発症する。
早めに気づいたから良かったけど、
しかし、もっともっと早く気づいてあげなくてはと自戒している。
私のユニットは認知ルームだから10人とも、会話する人いない。
唯一意味不明の訳の分からない事言う女性は肺炎で入院している。
だから痛みや苦しみを表現する人はいない。
みんな車椅子でも寝ている状態だから。
なおさら、気づいてやりたいのです。
聞こえない声を
見えない敵を
見つけたいのです
いつもそう考えて
いたら、夢に出てきた暴力じいさんの顔。
いや、噛みついてくる歯。
それに、何か意味を感じて昨日、歯を磨かせていたが、歯ブラシとって噛まれないようにし口の中をブラッシングした、すると奥の舌に口内炎を発見した、認知だから痛み訴えない。
訪問歯科医の予約をして頂いた。
もっと早く気づかねば、だから夢に出てきたのだ。
声掛けが
増えた
痛いとこないですか
大丈夫ですか
なんの応答もない
手に力を感じ
ありがとうの
声を感じる
知識を増やせねば
看護婦にも
私の気持ちが
伝わったのか
一緒に考えて
くれだした
いい加減な事
言えないと
これも
ラポール
信頼なんだ
感謝。
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