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2011年09月10日05:10

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ほのぼの日記

『霧が晴れるまで』



夢から覚めた

あたり一面


霧の中を

さ迷っていた

でも慌てないで

手探りで

歩いた

ゆっくり

足元見つめて

すると

霧が晴れて


町の明かりが


見えてきた


そして夢は覚めた


思い出した。






私は小田原に

6年程住んでいた


そこから静岡県

御殿場市、沼津市
に毎日車で箱根越
えして通勤していた。


箱根山頂は

国道1号線で

日本一高い所との

標識がある。


年に数回このあたりは濃くて深い霧に包まれる事がある。


大昔の人は箱根の山向こうには魔物が住んでいると言われた。

山賊もいたに違いない。


深い山並みが

連なっていて

昼間でも暗い


ましてや夜中の

霧の中

1メートル先しか

見えない


崖道だから

ハンドル

切れない

最初はパニックに

なって不安と恐怖に襲われた





毎日通い慣れていたから

曲がり道

坂道

思い出し


ボンネットの先

しか見えなくても

先の道の

イメージ

浮かべて


ハンドルを

回した


やっと小田原の

町の明かりが

見えたとき


生還した!


そんな満足感を

味わった


目をつむっても

通れるように

木の枝や

道の匂いを

膚で感じるように

訓練した


豪雨でワイパーが役にたたない時もあったが

道のイメージ

浮かべて


生還した


霧の道先

案内人

ナミゲーターが


できると


思ったものだ


霧が晴れるまで

停車している車

が多かったが、

どうしても帰りた
い車は何台か、

僕の車の後に


ついて来た


それも賢い

そんな事を


思い出す


夢だった


落ち着き

ゆっくり

足元見つめて


歩けば

いずれ


たどり着ける


ものだから

の諭し(さとし)だろうか。



人生の霧だって


いずれ晴れる


落ち着いて


足元見つめて

一歩


一歩


歩めば


いい


走ってはだめ



道と


一体になる


思い



刻んで


歩くんだ




だから夢でも


慌てないで


いたんだ



ありがとう







夢に



感謝




お休み


狭い垣根チャリで

走ってた

ふらついて

垣根に右脇腹
引っ掛けた

あまりの痛さに

シャツ脱いだら

脇腹一面

傷だらけ


ヒリヒリ痛い


軟膏塗った

傷も癒える

霧も


晴れるさ



合掌

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