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2011年08月02日22:19

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え? スウィングシティ閉店?

だいたい月初めになるとライヴハウスのスケジュールをチェックする。
見慣れてくるとそれぞれのライヴハウスの更新時期がわかってくるので、その頃を見計らってチェックするのだが、やはり月替わり時が多いように思う。
で、チェックしていてショックな出来事に遭遇した。

銀座のジャズクラブであるスウィングシティが来年1月で閉店するというのだ。

これはショックである。
一時期はホームのように通っていた。ひと月に1回は必ず行っていたし、多いときには4回ということもあった。

老舗の本店銀座スウィングは有楽町駅に近いところにあり、こちらは継続するらしい。
スウィングシティはその弟分のような感じで、松坂屋の裏手にある。クインテットがギリギリくらいの小編成向きのステージになっている。本店よりもカジュアルな雰囲気で、私はこの店が好きだった。
実はスウィング・グループにはもうひとつ田町に三田倶楽部というのがあったのだが、こちらはずいぶん前に閉店してしまった。ピアノ・トリオといった小さな編成が多かったように思う。

しばらくご無沙汰してしまっているが、なんだか淋しいね。
スウィングシティではいろいろなライヴを聴いたよ。
初めて聴いたのはフルートの赤木りえさんのライヴだった。

ここはステージをぐるりとカウンターが囲む格好になっている。ヴァイオリンの寺井尚子さんに弓でつつかれそうになったことも何度もある。
今やNHK番組に音楽を提供するなど絶好調のスパニッシュ・コネクションを初めて聴いたのもここだったし、その後もよく聴いた。
やっぱり赤木りえさんがいちばん多かったかなあ。ピアノのアキコ・グレースとのセッションは名物だったな。
ギターの宮野弘紀師匠もいろいろなライヴに招かれていて、ここでもよく聴いた。
そうそう、りえさんに宮野師匠に岡本博文氏(ギター)のキエレス・マテというご機嫌なユニットも楽しかった。
ボサノヴァ・シンガーのにゃんこ先生こと伊藤ノリコさん。
プログレ+ジャズのようなオルガンの大高清美さん。
ごっついファンキーなんだけどチャーミングなピアノを弾くSayaちゃん。
当時まだ十代だったアルト・サックスの矢野沙織ちゃん。
津軽三味線のはなわちえちゃんも聴いたぞ。
アカペラコーラスのXUXUはすれっからしのジャズファンの目を丸くさせていたっけ。
立って弾く姿がカッコよかった二胡のウェイウェイ・ウー。
小柄なトランペッター市原ひかりちゃん。
ピアノも弾くし歌も歌うロンドン在住の石原江里子さん。
哀愁のバンドネオンの小川紀美代さん。
変拍子得意のパーカッション奏者、はたけやま裕ちゃん。
今は亡き英珠もここで歌ったことがあったっけな…。

どれもが懐かしい。

銀座に行きつけのジャズクラブがあるというのは何となくカッコいい気がしたものだ。

閉店は残念だが、いろいろ事情があるのだろう。
本店が残るのは救いだが…。

時代は変わっていく、そういうことなのだろう。
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