mixiユーザー(id:3696995)

2009年11月28日22:25

65 view

アリス百花幻想@銀座スパンアートギャラリー

銀座のスパンアートギャラリーというところで「アリス百花幻想」という展覧会を見てきた。
当初は「100人のアリスからの手紙」と題されていたが名称が変わったようだ。多くの作家がアリスに因んだ作品を制作している。一種のコラボレーション企画。
会期は11/24〜12/05、日曜休廊。
http://www.span-art.co.jp/fset_ex/fs_ex_b091124.html

『不思議の国のアリス』を読み直したのはこのためだ。

少女主義的水彩画家たま氏も出展しているので、行ってみようということになった。
DMに記載された作家の名前を見ると、聞いたことのある人が結構いる。

まあ、百花繚乱といった趣。
ファンタジックなものもグロテスクなものもエロティックなものも、一同に会するとそれはそれは壮観だ。
同サイズの小品ばかりなのだが、内容は濃密。中にはアリス・ファンが見たら卒倒しそうなものもある。というか、かなり多い。中には「おいおい」と言いたくなるようなものもあるが…。
思っていた以上に楽しめた。

さて、たま氏の作品だが、2作品ともとても可愛らしい作品に仕上がっていた。白が基調のものと、黒が基調のものと、表裏一体のような作品だ。もちろん可愛いだけでなく、毒も潜んでいる。
一見すると可愛いだけに、知らず知らずのうちに毒に侵食されていく。甘い毒、美味しい毒。気付いたときには解毒不能。少女の下にひれ伏すことになる。

小学校高学年くらいの女の子が「これ可愛い〜」とずいぶん気に入ったようだった。

やはり独特の雰囲気がある。どの作品とも違う個性を主張している。
結構作風が似ているなあ、と思うような作品もある。個性的なようで意外に無個性に感じてしまうものも少なくない。逆に自己主張が強すぎて鬱陶しいと思ってしまうものもある。その中でやはりたま氏の個性は際立っていると感じた。多くの作品の中に埋もれるどころか、一際存在感を放っていた。やはり「華」がある。

残念なことにというか、当然ながらというか、すでに売約済み。
そうだよね、ギャラリーって絵を売るところなんだよね。24日からだったのだが、迂闊だったというか、平日は厳しい。
もし残ってたら間違いなく買っていた、とたぬ〜が残念がっていた。

そういえば、人魚さんが来てから1ヵ月になるが、今でもその前に立ち尽くしていることがある。飽きないものだなあ、と思う。もうずっと前からそこにあるような気がする。作品というのは家族のようなものなのかもしれない、などと思ったりもする。

ところで、ギャラリーに向かう前のランチは松坂屋地下のキッチン・スギモトにて。
たま氏オススメの店だ。人気店なので覚悟はしていたが、やはり行列…。しかも、ちょうど昼の時間帯だった。まあ、時間の余裕はあるから、とのんびり構える。席に案内されるまで約1時間。
私は「黒毛和牛すき鍋」、たぬ〜は「黒毛和牛すき重」を注文した。
なるほど、並ぶわけだ。
すき鍋は肉が盛り沢山、長ネギ、タマネギ、シラタキ、焼き豆腐、しいたけが入って、ミツバがパラパラ。もちろん玉子も付いている。すごいボリュームで、ご飯とみそ汁が付いてなんと800円。すき重は要は牛丼だが、これにも玉子が付いている。鍋よりもちょっと甘めの味付けだが、これも美味。なんと驚きの525円。肉屋直営ならではの値段だろう。嬉しいことにジュースかワインが付く。ほんの少量だがいいサービスだ。

さて、銀座に来たついでというか、もうひとつの目的の個展を観るため、ヴァニラ画廊にも行ったのだが、それはまた別の機会に…。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する