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2009年05月05日23:28

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Drive to Hamahiga Island on Monday, May 4

「あー、私には翻訳が〜〜!」と雄叫びの声を挙げながらも、行って参りました・・・神々が住んでいたという伝説の島、浜比嘉島へ!

友人TとJ子に誘われ合計4人で好天気の中、正午過ぎに出発。

浜比嘉島は、うるま市から南東に突き出た勝連半島から海中道路を渡り、平安座島に入って直ぐ右にある浜比嘉大橋を超えてアクセスできる離島です。下記のサイトの図を参照下さい。

<http://shimanosanpo.com/churajima01/yokatsu00/map.htm>(東海岸の4離島のマップ)

浜比嘉大橋は1997年2月の開通で、それまでは船がアクセスの手段でした。この大橋から眺める海の景色はとっても美しいです。思わず叫んでしまいました。(冒頭から叫んでばかりのVSF)

橋を渡って右に曲がると「浜」地区、左に曲がると「比嘉」地区という標識が目に入ります。
私達は、まずは伝説の神々の眠る場所、住んだ場所のある「浜」地区へ!

伝説の神とは、そう!以前私の日記<http://mixi.jp/view_diary.pl?id=887805035&owner_id=6517510&org_id=886686640>で斎場御嶽(せーふぁうたき)について書いた時にも触れた琉球の始祖「アマミキヨ」の事です。色んな説が伝わっている様ですが、昔、アマミキヨとシネリキヨという二人の女と男(兄弟という説も)が久高島に降臨し、その後、この浜比嘉島へ来て住み始め、亡くなるまで生活されたそうな。造り上げた琉球に人が居ないので、二人は結婚し、3人の男の子と2人の女の子をもうけました。長男が王に、二男が按司に、三男が百姓になり、長女は女神官の聞得大君に、二女は村の神に仕える女神官になったそうな。日本のイザナギ・イザナミ神話と同じく、琉球の国づくり神話にまつわる伝説の地が沖縄各地に残っているらしい。

さて先ずはその二神が眠る小島アマンジ(別名・アマミチュー墓・アマミキヨ墓)へと。浜比嘉島から徒歩で渡れます。

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アマミキヨ、シネリキヨの二神をはじめとする神々が祀られていて、今も、豊穣、無病息災、子孫繁栄の神として島の人たちに崇められているそうです。

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アマミキヨは天から降臨したとか、東方の海の彼方(ニライカナイ)から来たと言われていますが、別の説ではアマミキヨとはアマミンチュー・アマンチューが転じたもの、すなわち奄美人を指し、北から文化をもってきた渡来人という説もあるそうです。

さて次はニ神の居住跡と言われるシルミチュー霊場に向かう前に、シルミチュー霊場を展望する「ゆがふの丘」へ!

丘に向かいちょっとしたトレッキング気分で歩き始めると・・・

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何処かで見た覚えがないですか?
そう、斎場御嶽の三庫裏(サングーイ)に似ていますよね〜。やはり聖域なのですね。

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殆ど汚されていない、自然のまま残っている、ジャングル状態です。このまま大切な聖域として保存していきたいものです。
まだ整備中らしく、これ以上は「関係者以外立ち入り禁止」で進めませんでした。

展望の丘の後はいよいよアマミキヨとシネリキヨの居住跡「シルミチュー霊場」(無形民俗文化財)。比嘉集落の南端に位置します。

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シルミチューの語源はシディーン(生まれる)とチュ(人)らしく、神がこの洞窟で子孫をもうけたことからシルミチューと呼ばれるようになったそうです。ここには陰石という女性を象徴した鍾乳石があるそうですが、どの鍾乳石が陰石か分かりませんでした。この霊場は子宝を授かる神様として、また、転じて宝を授ける神様として有名だそうな。
毎年比嘉地区のノロ(シャーマン)が中心となり、浜から小石を拾い、洞窟の中の祠の前に有る壺に入れて拝んでいるそうです。

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柵がしてあり、洞窟内に入り、祠を拝見する事は出来ませんでしたが、17年前にTが訪れた時には、柵は無く中に入れて、地元の方が拝んでいるのを見たそうだ。拝みの後、お供え物のドーナツも頂いたそうで、「美味しかった。美味しかった。」と味を思い出している表情の満面の笑み。

シルミチュー霊場を下った所にある兼久ビーチに寄りました。
自然のビーチで家族連れの方で賑わい、バーベキューもされていました。ただし設備が何もないので、自己責任で遊ぶ事になるそうです。

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さて、この島のもう一つの大きな魅力は、沖縄特有の石垣赤瓦という昔ながらの古民家が建ち並ぶ、離島らしい町並みです。その中でも築年120年という「吉本家」(勝連町有形文化財)を訪ねました。

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明治の末期に「イヌマキ(チャギー)」という木を使った、貫木屋形式の本瓦葺きの木造平屋。現在も吉本さんが暮されているので、見物の時には一言声をかけて、許可を求めましょう。

2003年3月1日に、ハワード・H・ベーカー駐日米国大使が吉本家を訪問されて、来家記念に植樹されておられます。

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吉本家はオレンジレンジのPVで使われた事で知られるようになったそうですが、どの曲のPVなんだろう?

さーて、いつの間にか3時過ぎ・・・みんなお腹ペコペコさー!
前日ネットでチェックしたフレンチ系洋食屋「むいにー亭」がみんな気に入りそう!と「浜」地区に車で向かっていたものの、「浜ふるさとビーチ」への観光客の車が多く駐車して前進不可。歩いて行く事に・・・。

さて、レストランに着く前に、「浜ふるさとビーチ」について少し説明。
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良く整備された綺麗な人工ビーチで無料です。先程の「兼久ビーチ」が地元の家族達に愛されいるとすれば、こちらのビーチは観光客や地元の若者で賑わっている感じです。ちなみに私達は空腹だったので、ビーチには見向きもせず、点在する看板を目印にひたすらレストランを目指しました。

さて、歩く事10分程、賑わったビーチ近辺の集落から離れた静かな所に、隠れ家的なログハウス風の洋食屋さん・・やっと見つかりました。

<http://okiguru.seesaa.net/article/101682360.html>(「むいにー亭」)

通常は、ランチは魚か肉が選べるランチコース1,500円もあるそうですが、GW期間中は、スペシャルカレーセット1,350円をサービスしているとの事。

3人はこのカレーセット(チキンカレー+デザート+ドリンク)。
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残り1人はチキンと胡桃パンのサンドイッチセット\900(サンドウィッチ;ドリンク)をオーダーしました。

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カレーもドリンクも最高に美味しかったです。特にカレーはチキンの炙り具合といい、ルーの美味しさには、みんなして一口目から感嘆の叫び!私達は単に空腹過ぎたのかしら?いえいえそんな事ありません。自信を持ってお勧め出来る美味しさです。
店内のインテリアもウッディ調で天井が高く広々としてジャズやオルゴール曲のBGMが流れとても落ち着けます。

今度来た時は、ランチコースに挑戦するぞ〜。

はー、久々にツアーレポートを書くと熱が入り、いつの間にか2時間経ってしまいました。しっかりと遊んだ分、明朝から翻訳のピッチを上げるぞー!




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