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2009年02月08日23:34

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"Red Cliff" on Wednesday, January 14

ロングラン歴史娯楽超大作、「レッドクリフ Part 1」を観て来ました。

フォト

<http://redcliff.jp/index.html>(「レッドクリフ Part 1」公式サイト)

歴史+アクションアドベンチャー物が好きな方は、是非劇場スクリーンで観る事をお勧めします。

迫力が全然違います。それになんと言ってもあのアクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督ですもの!

このジョン・ウー監督のインタビュー記事を以前読んだのだが、黒澤明監督をとても尊敬されていて、ウー監督のアクション映画の登場人物が銃を持とうが槍を持とうが必ず「七人の侍」を見直して撮影に挑むそうだ。彼のアクション映画の中には、必ず黒澤明監督からヒントを得たシーンが入っているとの事。

タイムリーにも昨晩、NHKBS2で「没後10周年あなたが選ぶ黒澤アンコール」の堂々第一位で「七人の侍」が放送されていた。

「レッドクリフ」との関連もあり、しかも世界中の有名な監督さん達が没後でも尚、注目し続けている黒澤明監督作品ともなると見ずにはいられなかった。

観て正解!1954年、自分が未だこの世に生れていない時代にこんな大作が作り出されていたなんて心が震えた。モノクロで3時間余りに及ぶ長編映画でありながら、全然長さを感じさせない。画面に釘づけになってしまった。7人の侍の一人一人の愛すべきキャラクター、そして農村の人達と打ち解けていく様子。人間味が上手に出されている。三船敏郎演ずる侍の破天荒ながらも情に厚く熱血に生きる姿。ただの戦争映画でなく、7人の侍一人一人、そして侍の一人と恋仲になる農民の娘、野武士に妻を捕られた男等、人物描写がしっかり描かれていた。戦の場面においても、仲間が亡くなっていく様子においても、音楽の使い方、砂埃の立つ様子、霧が立ち込める様子等で、少ないセリフ遣いであっても登場人物の心理描写を映像で十分に語らせている。何テイクも取り直す程の監督ならではなのだなぁと納得させられた。

・・・と話が脱線したが、こんな素晴らしい黒澤明監督の影響を受けたウー監督のこの「レッドクリフ」、アクションの迫力たるもの凄まじい!戦争映画の殺戮場面が残酷でどうも・・・という方も多くいると思うけれど、私としては、自国の為に戦い挑む男達の勇敢さ、信念の強さに、観ているだけで血が騒いでくる。これが私のNHK大河ドラマの戦国時代物の虜になる理由なのです・・・ふっふっふ。

三国志において、「この赤壁の戦いで孔明の活躍がどれほどのものであったのか?」 「本当に絶世の美女、周ゆの妻を曹操がわがものにしようとして始まった戦いなのか?」 観賞後、何処までが真実なのかをネットで調べ始めましたが、今はこれ以上調べるのは止めました。(いつか調べるでしょうけれど・・・)

何故って、そういう歴史上の真実を問う事よりもこの映画の醍醐味は・・・・

圧倒される程の迫力満点のアクション!
観客を熱くさせる強き戦士達の勇姿、揺るがされる事のない志。

・・・ですもの。

単純なVSFには、元気になる映画です!

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