mixiユーザー(id:68785028)

2026年04月20日05:07

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議論は、酒が入ると本性を現す

私の知り合いのSF同好の士たちの議論には、わかりやすい傾向があった。
最初は哲学だの存在論だの、いかにも難しそうな話から始まる。
ところが具体例の段になると、だんだんSF的アナロジーに寄ってくる。
そしてアルコールが入ると、ついにその人の地金が出る。

たいていはアニメか特撮である。
あるいは、男ばかりなのに少女マンガである。
しかも萩尾望都、竹宮恵子、佐藤史生あたりなら、まだ「なるほどSFつながりですね」と言い訳も立つ。
だが私の場合など、一条ゆかり、清原なつの、陸奥A子と、マーガレットからりぼんへ、ためらいなく滑走していく。
もはや哲学の議論がどこへ行ったのか、自分でも少しわからない。

とはいえ、本人たちはふざけているわけではない。
酒を飲みつつ、めちゃくちゃ真面目にこれらの話題を分析的に論じているのである。
女子学生も少しはいたが、傍から見れば、かなり異様な男子大学生集団だったろう。
しかし当人たちには、あれはあれで立派な知的営為だった。
たぶん。

まだオタクという言葉が発明される前の学生の頃の話である。
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