2021年1月11日劇場鑑賞
成人式に女の子の深い闇を覗くという悪趣味な経験をすることになった。
大九明子監督の前作、「勝手にふるえてろ」が傑作だったので期待値高めで観に行ったことを差し引いたとしても難解で男にはよく分からない作品だった。
女の子が主人公で、独り言的な会話劇で観客をグイグイと共感させる手法自体はそっくりなので、本作はより女の子目線な感じだったのが、成人男性の理解を得難かったのではないかと考えます。
物語は、のんちゃんとA(中村倫也)の心の中の会話劇が現実世界に及ぼす影響と、恋人との距離の詰め方と女性の友達や同僚との付き合い方について描かれています。
キツカッタのは、男によるデリカシーの無い接触シーンをのんちゃんの独白とドキュメンタリー映像的な断片的なシーンで見せられるところです。
年上の歯科医とのデート、女性芸人に対する酔客の絡み、職場のお茶出し等、リアリティーがある状況を克明に晒す厳しいものでした。
私の中で、イタリアで橋本愛と再会した場面は、傑作NHK朝ドラ「あまちゃん」以来の共演に胸を打つモノがありました。
結果的に恋愛が成就し、この場合初めての旅行に出発するという思わせぶりな感じで終わるのですが、勝手にふるえてろの押し倒して終わるラストからするととてもマイルドでふんわりした感じなのはちょっと改善して欲しかったです。
それはそうと、気になる彼女の家に上がりご飯のおかずをお裾分けしても手が出せないとか、雪や夜遅い等言い訳してホテルに連れ込みセミダブルの部屋を指定するあたり童貞っぽい感じのエピソードは好きでした。
普通なら、おかずもらう代わりにご飯誘ったり、シングルの部屋2つにして夜這いするくらいの恋の駆け引きはあっても良かったです。
松岡茉優とのんちゃんでは完全にタイプが違うので、どっちが好きかで好き嫌いがはっきりする類の映画ですが、お勧めです。
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