真の涅槃
この日常世界では
生起と消滅が幻のようにある
それと同様に
形而上学的な概念においても
自我の生成
と
消滅としての涅槃
があるとする
当然、形而上学的な概念である
この生成と消滅も
この世界の生起と消滅
とおなじく
幻のなかのエネルギー状態の説明なのである
実在は
生成、消滅(日常世界での生起と消滅もおなじく)
に影響されない
在るがまま
そのままなのであり
無条件、無努力というすでに在るものである
生成、消滅(日常世界においての、生起、消滅もおなじく)は
空エネルギーという幻なのである
生成、消滅はなく(不生、不滅)
恒常、終末はなく(不常、不断)
自性[実体]、他性[他の自性]はなく(不一義、不異義)
来ることも、去ることもない(不来、不出)
形而上学的問題、および論議の終焉
中論の八不を説いた龍樹は
縁起のことわりを説いた仏(無条件の真の涅槃)に敬礼する
(中論のはじめの帰敬偈にあるとおりである)
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