2024年1月27日劇場鑑賞
映画好きとして見逃せない作品で、映画におけるスタッフの頑張りや、それを支える協力会社のお金では評価できない貢献度を克明に描いており、作品の出来とは別にこの映画を作るために映画の撮影に同行することで観てはいけない華やかな世界の裏側が良く観えてしまうことが本作の秀逸なところだと考えます。
物語は、新米ADの成長とロケ弁当御用達の弁当会社ポパイの日常を描く。
ポパイで作られるおにぎり2個、おかず1品とたくあんを透明パックに詰めたシンプルなおにぎり弁当が、ロケ撮影で定番の朝ごはんとして多くの支持者というより信者を持つかについて力説される冒頭から、新米ADの過酷な現場スケジュール調整から飯の調達、お菓子の手配、撮影資金の管理等雑用一式を引き受ける24時間戦えますかを地でいく過酷な現場の様子を描きつつ、ポパイのおにぎり弁当がどうやって作られているか、コロナ禍での苦しい現場の様子や、アフターコロナ禍の撮影現場情勢を報告するという話になっています。
最後の朝ロケ弁が無くなってきたという話や、コロナ禍で本当に苦しかったという話、深夜1時に注文して朝4時に新宿の集合場所に届けるという無茶な体制等、本当に苦しい話が多くて正直、この映画多くの人に観てもらう気あるのかと逆に制作陣に問いただしたい内容でした。
個人的に感心したのは、雨の次の日濡れた地面を乾かすためスポンジで水たまりを吸い取ったり、砂を敷いたり、土をバーナーで焼いたりするところが映画の撮影っぽいなって思いました。
それと、昔新宿で終電逃して泊まった漫画喫茶が登場したのもうれしかったです。
映画は好きでも映画は作れないなって思う程度には楽しめました、お勧めです。
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