2023年10月6日BS録画鑑賞
主人公の内面を主人公の独白や詩、写真を映すことで表現しているため、大藪春彦小説の実写化としては物足りないが、銃器描写や女に対する冷酷な扱い等忠実な面もあるのと主演の松田優作の怪演がすごく印象に残りました。
結局、何が起きたのか説明がつかないところは、正直如何なものかと思うがウィキペディアにも指摘されるほどなので、普通の感覚なのだなと逆にホッとした。
物語は、戦場で気の狂った主人公の無軌道な銀行強盗と逃避行を描く。
映画における文法で、主人公の心が荒れると天気が荒れたり、心が揺れると画面が揺れたりするという表現方法があるのですが、この映画はそういった意味で上手いなと思いました。
それと、松田優作の「まるで死人のよう」な姿振る舞いは、本当に恐ろしい存在感で凄いなと感じました。
ヒロインの小林麻美は天使のような女性、綺麗な人で主人公もつい誘われそうになるけど、最終的に射殺することで野獣になった…というより野獣だった主人公を懐柔しようと試みるも失敗したという感じです。
万人受けする作品ではないですが、主人公演じる松田優作の気持ち悪いほどの役作りを観るのがお勧めです。
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