2023年4月7日劇場鑑賞
修道女が妄想に憑りつかれ百合的なアレに発展したりすると聞き下衆な感じで観に行きましたが、意外と面白かった印象です。
物語は、磔にされたキリストと同じところに傷ができたことで、キリストの花嫁となり多くの人々から聖女と崇められた女性の生涯を描く。
132分の上映時間全く飽きなかったのは、監督ポール・バーホーベンの力量の確かさだと感じました。
キリストと結婚したみたいな妄想を吹聴しながら、実は召使の女とデキていたなんて狂人にしか思えないですが、その実ペストを正しく理解し町の人々を導き守ったところから頭の良い人だったように描かれています。
百合描写が濃厚で女性の堂々とした裸体に圧倒されるため、そんなにエロく見えない。しかし、薄布越しに水浴びをするシーンとか物凄くエロいシーンがあるため、監督の意図として女性を男らしく撮っているように見えます。
教会の体質というか、修道女を受け入れるのもお金、嘘ついているとしりながら寄付を募るのに役に立つと修道女長に祀り上げるのもお金のため、教会を頼ってきた人を救うのもお金次第と、かなり露骨にお金を要求するシーンを入れており、その辺り監督の考える宗教観のようなものが出ているような気がしました。
最後の火あぶりから解放されて町を脱出、女との情事に耽った後、町に帰る道を選択したのは、彼女なりの宗教観が出ていたのか、それとも町に対する忠誠心なのか正直よく分かりませんでした。
監督の女性の趣味はよく分かりましたが、女心はよく分からりませんでした。
宗教的な解釈など難しいことを考えなくても面白いので、お勧めです。
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