2022年6月19日劇場鑑賞
役者の顔芸とメイクで怪物フランケンシュタインを表現した昔から始まり、シリコンマスクや着ぐるみ、人形やアニマトロニクスにより80年代から90年代にかけて隆盛を極めた特殊撮影は、CG技術の発展と共に廃れていったという歴史を再確認できた。
物語は、ハリウッドの特殊撮影技術の歴史を語る。
ハリウッド映画の歴史の一部として、観客を驚かせたキャラクターや映像作品を過去から現在に至るまで多くの証言により語るドキュメンタリー映画で、フランケンシュタインやキングコング、ジョーズ、狼男、エイリアン、スターウォーズ、プレデター、ロボコップ、ジュラシックパーク、スターシップトゥルーパーズ、スパイダーマン2の他沢山の作品が出てきました。
私が期待したのは、映画撮影の裏話的なものを聴けると思っていましたが、実際にはCG技術の発展と共に廃れた特殊撮影技術を懐かしむ懐古主義的な話でした。
しかし、ジュラシックパークやスターシップトゥルーパーズの恐竜やモンスターとのやり取りが実物で撮ったという話は、90年代にCG凄いなと思わせた作品が意外にも昔の特殊撮影技術の恩恵を受けていたことに驚かされました。
CGでは出せない質感や生物的な仕草を補うため、モーションピクチャーの技術が発展した話や、あえて模型や着ぐるみを使ったりすることで本物らしさを追求するギレルモ・デルトロ監督の話、予算や納期で計算が立ちやすいCGを多用するよう指示してくる映画会社の上層部に対する愚痴は、とても勉強になりました。
映画というよりは、テレビドラマのように一人づつスポットライトを当てて30分番組を作った方が良かったのではないかと考えますが、ハリウッドの技術を観られるのでお勧めです。
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