2021年5月20日地上波録画鑑賞
当方社畜にて、とても辛い映画でしたが、多分これを観て社会人大変だなと思って頂けるなら、それはこの映画の価値が高いという証左になるのではないかと考えます。
物語は、ぐうたら社員が組織の不正を正す、熱血正義漢のお話しです。
会社が不正を隠して闇リコールとか、良くある話ですよね。
ただ、組織のために殉じる自己犠牲的な発想は日本人のサムライ魂にあるのではないかという解説をエンドロールで聴けるのが、この映画のビックリポイントだと感じました。
個人的に感心したのは、ドーナッツ販売を通じて物語を進めていく語り口です。
最初は無人ドーナッツ販売を許す許さないで、営業と経理の対立を語り、その後ドーナッツの無銭飲食に絡めて主人公の不可解な行動を調査しようというきっかけになり、ドーナッツをぞんざいに扱うことでこの人は敵だなと示唆したり、ドーナッツがある場所に置いてあることで主人公が真相に近づくきっかけになります。そして、最後はドーナッツを受け渡すことで、彼女の信頼を主人公が得たこと及び会社の現状を語るという上手い演出がされています。
それと最後に、オリエンタルラジオの藤森と準主人公の朝倉については、特記しておきたいです。藤森は、社内不倫している男を演じていますが、素の自分なのか演じている彼なのか分からないほど良い演技をしていました。そして、朝倉は、不倫にハマりそうな弱い女性と信念を貫く強い女性を上手く演じていて劇中の成長の過程を観ているとワクワクしました。
社会人だから面白いと思える作品であり、社会人であるから辛い作品であるため、人を選ぶと思いますがお勧めです。
ログインしてコメントを確認・投稿する