2020年3月31日(ネット鑑賞)
88分と短い映画なのはとても良かった。
乾いたバイオレンス感が極まり、何にも救いが無いところなんかは昔の映画を観ているようだった。
物語は、家出した少年2人の悪戯によりパトカーが盗まれたことで起きるハプニングを描く。
ハラハラドキドキの緊張感を継続させるため、物語の余白をそぎ落とした感じがして、終盤のクライマックスまではその効果で物語に没入することができました。
しかし、そぎ落とし過ぎてクライマックスの盛り上がりに欠けると感じました。
悪徳保安官がどんな悪事に手を染めていたのか推測でしかないですが、麻薬絡みでメキシコ系のマフィアからブツを横取りして売っていたのではないかと考えます。
少年2人も家庭の事情(一人は両親が亡くなりお祖母ちゃんと二人暮らし、もう片方は母さんの連れ子で義理の父親と三人暮らし)が複雑で、多分折り合いが悪くて家出したのだと考えます。
また、悪徳保安官が車を盗む際に、車の向こう側の家で行われる夫婦喧嘩を気にするシーンがあります。もしかしたら、この夫婦喧嘩している夫婦が少年の両親かもしれません。
↑で挙げたような細部の広がりがこの映画の良さだと認識しつつ、どうしても少年を主人公にしたため、ド派手なアクションで盛り上げる訳にいかず、終盤尻すぼみになってしまった感じはあります。
不満は確かにありますが、短い尺のため一息で観られるうえに、ハラハラドキドキ楽しめるのでお勧めです。
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