2020年3月1日(劇場鑑賞)
まず劇場で鑑賞すべきスケールと演出の映画であることは間違いありません。
ワンカット風な映画で、どうやって撮影したのかそっちのドキュメンタリーを制作した方が面白いのではないかと思ったりした。
物語は、ドイツ軍の偽装撤退を見抜いたイギリス軍の伝令が前線司令官に攻撃中止命令を届けるまでの話です。
映像の緊張感を持続させるために、細部に渡りとても拘りのある画作りがされていました。
個人的に感心したことが3つありました。
1つは、塹壕を進む主人公達の脇でトランプに興じる兵士と犬を抱く兵士が映っていたのですが、あれは映像の20世紀で観たことありました。
それと、ドイツ軍陣地(撤退済み)で火砲の周りに使用済み砲弾が山積みにされている様子も同様に観たことありました。
2つ目は、塹壕の後方にある洗濯場や食堂、救護所等生活感のある戦場が描かれていたこと。これは、戦争=戦場と思いがちですが、兵士も生活していることが分かる良い場面でした。
3つ目は、死体描写で骸骨や膨らんだ死体、半分土に埋まった死体等数多くの死体が映ります。
その他、物語途中で故郷の桜について語る場面があるのですが、クライマックス直前に河に落ち沈みかける主人公を鼓舞するのが川面に浮かぶ桜の花とかとてもお洒落な演出だと思いました。
良い映画とか血沸き肉躍る映画ではありませんが、この映像体験を絶対劇場で鑑賞すべき作品であります。お勧めです。
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