2020年1月26日(劇場鑑賞)
10歳の少年とユダヤ人の交流、空想の友達がアドルフ・ヒトラー等、設定が面白そうだったので観に行きました。
魅力的なキャラばかりで宝石箱のような映画でした。
物語は、第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、ナチスに憧れる少年の目線で戦争とユダヤ人に対する差別を描く。
少年…10歳にして首を吊るされた母親を目撃、心に傷を負うがそこから人間的に急成長を見せる。最後、ユダヤ人の少女に対して、自分が母親から受けた愛を体現する様に涙する。
母親…本当はナチス大嫌いで反戦運動&ユダヤ人を匿うという反ナチス運動に加担しているのですが、少年に対してはそんなことおくびも出さず愛の大切さを説く。靴ひもの件は涙なくして語れない。それと何よりスカーレット・ヨハンソンの美しさにメロメロでした。
ユダヤ人の少女…可愛かった、少年の年齢があと3〜4歳高めだったら本当に監禁していた可能性があるほど可愛かった。最後、無言でジョジョと差向いにダンスを始めるところでエンディングとなる展開は素晴らしかった。
親友…魅力的な小太り少年だった。最後にヒトラーをサクッとデスったり、戦争終わったから家に帰って母さんに抱きしめてもらうとか言うところが可愛いです。
大尉…最初はナチの軍人っぽかったけど、実は人間味のある人でユダヤ人少女を怪しいと気づきつつ見逃したりする。これは深読みかもしれないが、秘密警察が家宅捜索に来たタイミングで少年宅を訪れたのは、母親の死を知り少年を助けに自宅へ行った可能性もある。最後の命を懸けた芝居はベタだけど超カッコ良かったです。
この映画、少年の目線で描くため画面が不自然に切り取られていたりするのだけど、その小さな画面の中に全てが映っているという驚異の画作りに監督すごい人だなと感心していたら、監督は空想の友達(アドルフ・ヒトラー)役で出演しており、演出だけでなく出演もするとは多才な方だとさらに驚きました。
少年はナチス党に憧れ、戦争を賛美しナチスの言う通りにユダヤ人を憎んでいたけど、現代人の目線でもナチスの制服はとてもカッコ良く、少年が憧れる気持ちはとてもよく分かる。
良い映画過ぎて私には眩しすぎますが、お勧めです。
ログインしてコメントを確認・投稿する