mixiユーザー(id:4941862)

2018年12月03日23:54

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映画「天空の蜂」☆

2018年11月11日(ネット鑑賞)

ラストの東日本大震災で感動したけど、そこに至るまでの過程は正直トンデモ映画だった。

物語は、テロリストに奪われた新型軍用ヘリ「ビッグB」を巡り、若干の爆発物と子供を載せたまま遠隔操作で福井県の高速増殖炉「新陽」の上に待機させたことで、日本政府に対する脅迫する様を描く。

1995年にこの原作小説を書いた東野圭吾恐るべし。
正直、東日本大震災前に映画化されてもこの衝撃は無かったと思いました。
原発は絶対に止めれないというこの国の構造。
実は脅迫を受けた高速増殖炉が使用済み核燃料がないことから一番安全と判断されて脅迫対象とされていたこと。
原発の掃除をする下請け業者の被ばく。
原発が止まったふりをして国民を騙す政府の対応。
飛行機が落ちても大丈夫と言いながら、その根拠は飛行機が落ちることは想定していないからという矛盾に満ちた言葉遊び。
↑の一つ一つが作品中で語られる内容ですが、福島&東日本大震災で日本国民の皆さんは実体験した内容ですよね、本当に観てる最中懐かしいなという不謹慎な親近感を覚えることが多かったです。

親子の会話が無いけど、モールス信号で子供はずっと話しかけていたと語る母親に対しては、嫌悪感しか覚えなかったです。
テロリスト役の綾野剛は、ナイフで自分の親指を切り落として手錠を外すシーンとか狂気の演技最高でした。
福井県警の刑事役の落合モトキは、最初頼りない感じだったのに捜査(物語)が進むにつれたくましくなり、最後は捨て身で犯人逮捕するシーンには涙無くしては観れませんでした。

ただ、やはり映画の尺的に「詰め込み感」が出ているのも事実。
原作ファンなら問題ないとしても、初見であの展開の早さはちょっと厳しいかもしれないな、と思いました。
実際、 本木雅弘が犯人と分かるまでの過程が全然納得できなかったし、カーチェイスや銃口を突き付けてのやり取りはカットしても良かったのではないかなって思いました。

これだけの重たいテーマを扱っている割に、エンターテーメントとしての一定の矜持は保っているように見えました。
しかし、私の好みで言うなら中途半端と言わざるをえないため、ほどほどな感じにお勧めです。

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