思っていた映画とは違った。
もっと食材集めや料理を作るところを映像美で魅せる映画だと想像していました。
しかし、実際に観た映画は、「異国の地で新しい料理を創る挑戦を描いた作品」でした。
物語は、デンマークの本店を休業し、日本中を駆け回り、食材に触れイメージを膨らませ、ノーマという世界一を4度獲得した店の名に恥じない料理を「創り」、(期間限定ながら)東京に店をオープンするまでの物語です。
「産みの苦しみ。」という言葉が、この物語の形容詞として適当で、ノーマのボスであるレネさんは自分にも他人にも厳しい指揮官という感じで、部下に対しては創る料理をダメ出ししまくります。
しかし、自分にも厳しく、成功しているからいいじゃんという経営陣を説得し、日本に出店するために一年以上時間をかけ、日本語を覚えたり、日本にスタッフだけでなく家族まで連れて渡航するという金銭的にどう考えてもマイナスな無謀な挑戦を行います。
そこまでの情熱をかけていることが、みんなに伝わってるのか厳しく扱われてもへこたれずにみんな頑張ります。
部下の一人は、恋人と別れたと語り、別の一人は、プライベートは空っぽと語る。
また別の一人は、仕事のあと運動して家に帰ると冷蔵庫から冷めたピザを食べて寝るという寂しい私生活を送っている描写を入れています。
ラストのレッドブル飲んで景気づけするところとか、チームの一体感が良かったです。
あと、デンマーク人であるレネ目線の日本観は、すごいと感じました。
要約すると、魅力的な大自然があるのに会議室のような部屋で料理を出す、そのくせ部屋の中に自然を人工的に再現するということを見事にやってのける。
あと、本編最後が完成した料理を見せながらメニュー紹介→エンドロールという流れはうっとりした。
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