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2008年08月24日08:31

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旅行記(51:道東ツアーズ<5>:知床岩尾別YH<3>)

(四日目)
 
羅臼岳に登りたかったのだが、
ペアレントさんから「残雪が多いので一度も登ったことがない人は止めたほうが良い」とのアドバイスがあった。
そのため本来ここに来た目的であった羅臼岳登山は完全に中止になった。
 
今日はカムイワッカの滝を目指すことにした。
バスで行くのが一番楽な方法なのだが、
一日三本しかないバスでは帰りの時間まで延々とバスを待つ羽目になるので面倒でも自転車で行くことにした。(※注1)
知床半島の奥のほうへ行くため、昨日のように急に熊と遭遇する事も考えられる。
なので念のため知床五湖のネイチャーセンターで熊よけ鈴を借りていくことにした。
 
自転車で知床林道に突入した。当然のように未舗装な道路である。
自転車にはお構いなしにその脇を"時々"車が追い抜いていく。そのためこちらは砂埃との戦いである。
最初はカムイワッカの滝入口から先に進んだ知床大橋へ向かった。
(カーブミラーには番号がついているのだが、もちろん1番は知床大橋である)
本当に何もないところに突如立派な橋が架かっているのが見えた。(※注2)
路線バスがやって来る時間でもないため、人の気配が全く感じられない場所であった。
あまりに人の気配が無さ過ぎるため、ある意味恐怖である。(いつ熊が出てくるかわからない)
さっさとその場所を退散し、カムイワッカの滝のほうへ戻った。
 
カムイワッカの滝入口に到着すると、先程通り過ぎた時よりも車の数が増えていた。
6月の月曜日だというのに結構な人が入り込んでいるようである。
最初は登山靴で歩き始めたのだが、間違いなく転びそうなため裸足でいくことにした。
転ぶとカメラも使えなくなってしまうため、荷物をすべて入口から少し離れた場所に置いていくことにした。
「まあ、物好きでもなければ盗まれることはないだろう」
 
カムイワッカの湯壷は、上流に向かっていくほど湯音が上がっていくと聞いていたので、どんどん上流へ歩いて向かった。
下から3つ目の湯壷まで登ってきた。さすがにここまで来ると誰一人いない。(※注3)
ただし、雪解け水が流れ込んでいるようで湯音が低い。
これから湯船に入ろうかなと思ったところ、下から登ってくる団体があった。
今回は水着を持ってきていないので、その人達が降りていくまで待つ羽目になってしまった。(20分)
ようやく湯船に入ったのだが、足がつかないほど湯船が深い…。
硫黄臭漂う温泉の中で、頭からずぼりと潜ってしまった。こんな山の中で溺れそうになるとは…。
上流の湯壷から下の入口までは30分くらいかかる行程であったが、
さすがに帰りは足はフラフラ、眼は硫黄によりショボショボ状態、怪我をしないで帰るのが精一杯であった。
 
ネイチャーセンターで熊よけ鈴を返した後、YH近くの岩尾別温泉に向かった。
YHからさほど距離はないはずなので楽な場所だと思っていたのだが、
ずっと坂道を登っていく場所にあったため、自転車はひたすら押して歩いていく羽目になった。
岩尾別温泉の無料で入れる露天風呂に浸かっていた。
一昨日泊まっていた人の話によると、「この場所で熊が通り過ぎていった」との事だが、
今回は熊も鹿も遭遇せず、安心して入ることが出来た。
 
時間的に余裕が出来たので、知床自然センターへ向かうことにした。
昨日、シーカヤックで下から見上げた乙女の涙を上から覗いて見たかったからである。
やはり下から見るのと、上から見るのでは迫力が全く違う。
昨日海側から見ておいて本当に良かった。
自然センターを出る頃には、日が傾き始めていた。YHへ戻ることにした。
 
今日は昨日とは異なり、お客さんが多かった。そのため夕日ツアーが行われた。
夕日ツアーといっても、サケマス孵化センターの浜辺から夕日を眺めるものである。
意外にも網走方向の浜辺が見えないので、水平線に沈む夕日が見えるのである。
話によると、天気が良い日には大雪連峰や利尻山も見えるらしいのだが…(真偽は不明)
 
今日で知床近辺の観光もほとんど終えた事もあり、明日は宿を出て他の場所へ向かうことにした。
ただし場所はどうしようか?
元々の休暇は水曜日までの6日間、明日はまだ余裕があるので空港側の所へ行きたいのだが…。
明日の朝に決めることにしよう。
 
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旅行記:2000/06/13 Mon.
写真: 岩尾別YH(昨日のシーカヤックの名残でパドルを乾かしている)
   知床大橋
   乙女の涙(知床自然センターから)
 
世界遺産登録前だったため、今では出来なくなった数々の事が行えている。
当時は羅臼岳に登れなかったことの方が、遥かに悔しかったのだが…。
 
※注1
知床林道の自動車の通行規制は、2000年は7/29〜8/23までであった。この期間でも自転車,バイク,徒歩での立ち入りは可能
現在は知床林道通行可能期間中は、シャトルバス以外(徒歩,二輪車含めて)では立ち入る事が出来ない。
「知床林道補修のため」という名目だが、おそらく今後も解除する気はないと思う。
 
※注2
現在は路線バス,シャトルバスでも向かうことが出来ないため、行く事すら不能。
(知床連山を縦走し、硫黄山登山口から入れば行く事は出来ると思うが...)
ただしバスの折り返しは知床大橋でしか出来ないため、バスの運転手のみ行くことが可能。
 
※注3
当時は誰でも行かれた。
時間的な制限もなかったため、よく怪我(骨折等)した人が岩尾別YHに助けを求めてくることが多かったらしい。
(岩尾別YHまで夜通し人がいる場所は一切ない。携帯電話ももちろん圏外)
現在は世界遺産に登録されて来る人が急増したため、一番下の湯壷までしか行くことが出来ない。
それより上は監視員の見張りにより、行くことが出来ない。(秘湯の雰囲気は全くない)
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