mixiユーザー(id:68785028)

2026年06月08日07:20

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オンラインRPGの4年間

「Hero Wars」というオンラインゲームを4年ほどやっていた。
ネット広告ではよくパズル風の宣伝をしているが、実際の中身は、わりと真面目な育成型RPGである。
ヒーローのレベルや装備を上げて鍛えながら、キャンペーンやアリーナでの対戦に勝っていくタイプのゲームだ。

私はキャンペーンのラスボスを倒した時点で、3年目くらいにはもうやめてもよかったのかもしれない。
けれど、ギルド戦やアリーナ戦でのランク上げといった要素があり、なかなかやめることができなかった。

このゲーム自体は無料で遊べるが、アイテムを手に入れるための時間を、お金で代替できる仕組みになっている。
私はその中では「微課金ユーザー」で、月に千円ほど使い、装備探しのキャンペーンを一瞬で済ませるためだけに課金していた。
運営にとって最大の客はもちろん「重課金ユーザー」で、装備や育成資源を、時間をかけずにリアルマネーで買っていく人たちである。

ヒーローの数は、途中からだんだん増えていき、今では60人を少し超えるくらいになっている。
それぞれのヒーローについて、レベル、加護、アーティファクト(宝物のような武具)を強化し、さらに5人のチーム編成、直接支援するペット、軍旗など、さまざまな要素を育てていく。
その中で、各プレイヤーは自分の好みや推しに応じて、特定のヒーローに資源を集中的に投下していく。

戦闘の構造は、複雑なジャンケンに似ている。
三すくみ、四すくみは当たり前で、絶対的に強いヒーローはいない。
しかも戦いは、いわば後出しジャンケンで、自分以外のプレイヤーが設定したメンバーを見て、こちらの手持ちの中から最も相性の良いチームを編成できる。
ただし、相手チームの全容――レベルや装備の強さなど――は完全には見えず、実力の半分くらいは隠されている。
だからこそ、見えている情報から敵チームを打ち破れる味方チームを逆算できれば、最小の投資で最大の効果を上げられる。
長く続けているユーザーの多くは、もはや「キャンペーン」ではなく、このギルド戦やアリーナ戦で上位に行くことを目標にしているのだと思う。

このゲームには「アドベンチャー」というミニゲームもあった。
同じギルドのメンバー3人が同じダンジョンに順番に入り、互いの障害を協力して倒しながら進み、最後にラスボスを倒して宝物を得る。
そこでは攻略ルートの相談などのためにチャットができ、ギルド仲間と文字ベースで会話ができた。
翻訳サイトを挟みながら、日本語だけでなく、韓国語や英語のプレイヤーともやりとりしつつ、ぎりぎりでラスボスを倒した時がいちばん面白かった気がする。

チャットをせず、無言で合理的に動く人もいた。
自分のレベルでは進めないのに、めちゃくちゃに動いてしまう人もいた。
また、日本人プレイヤー3人――私も含めた常連メンバー――で入った時、元首相暗殺事件が起きて、ゲームとは関係のないその話をアドベンチャーのチャットでしていたことも覚えている。
ああいう場は、ゲームの攻略だけでなく、その時々の空気まで共有する場所でもあったのだと思う。

再任用になってからの4年間、私は早朝と帰宅後を合わせて、ほぼ毎日2時間ほどこれで遊んでいた。
けれど、オンラインゲームの仕組み――課金構造や、プレイを促進するイベントの作り方――がだんだん見えてきて、運営の意図とユーザーの楽しみの交換関係が、つくづく分かってしまった。
とにかく、一日に2時間を確実に奪っていく、その「時間泥棒」の構造に嫌気が差して、今年になってやめた。

「見るべきほどのことは見つ」と。
そして、その代わりにMIXIに入った。

この4年間、このゲームに費やした時間は、それなりに楽しかった。
けれど同時に、その時間を別のことに使っていたらどうだっただろう、とも考える
そして今、その一部はMIXIの日記を書く時間になっている。


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