主人公が無敵だと、ドラマはどうやって感動を作る?
まず無敵な主人公で思い浮かぶのは「超人ロック」(聖悠紀)。悪者は、直接敵し得ないので、関係者や無関係者を加害すると脅して、主人公を揺さぶるしかできない。この作品は時の漂泊者としてのロックを描いており、そこには哀愁めいたモノも漂うが。
スーパーマンのクリプトナイト、ウルトラマンの三分の活動限界など、物語的弱点をつくっておかないと盛り上がらない。
ウルトラセブンは弱点がほぼないが、「侵略」「防衛」についての「問い」が鋭かった、現在の状況にも当てはまる問いかけが多々あり、それが魅力と深みだった。まぁ、血を吐きながら続ける悲しいマラソン、子供には重すぎる「問い」が多かったが。
ウルトラセブンが特撮のお手本にした、ジュリーアンダースンの「謎の円盤UFO」も、時に深い「問い」を投げかけてくれる作品だった。ウルトラセブンは特に日本人に刺さる問いを投げかけてくれるので記憶に残るのだろう。
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